摂食・嚥下障害がある患者の口腔ケア

摂食・嚥下障害がある患者の口腔ケア【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 口腔内の環境を整えることで、食べるための準備を行う
    • 食前に口腔ケアを行うことにより、誤嚥性肺炎の予防、摂食・嚥下に関連する筋肉の運動、唾液分泌促進効果などのメリットがある
    • 嚥下障害がある患者の場合、長期間の絶飲食などにより、唾液分泌の低下や口腔内乾燥が引き起こされ、自浄作用が低下している場合が多い

必要物品・準備

  • ブラシ類(歯ブラシ、粘膜用ブラシ、歯間ブラシなど)
  • コップ
  • ガーグルべースン
  • 口腔用粘膜スポンジ
  • 歯磨き剤、保湿剤、洗口液
  • 開口器、バイトブロック(開口しにくい患者の場合)
  • シリンジ
  • 吸引チューブ
  • タオル
  • ガーゼ

方法

  1. 座位、もしくは30度ベッドアップした状態の仰臥位に体位を整える
  2. 麻痺があり、体位が崩れやすい場合は、クッションなどを麻痺側に入れる
  3. 頸部前屈位とする
  4. 枕などを用いて足底をつける
  5. 口腔内乾燥などが強い場合は、口腔ケアの前後に適宜、保湿剤を使用する
  6. 口腔粘膜や歯間部などにある汚れを、歯ブラシや濡れたガーゼを用いて優しくマッサージをしながら拭き取る
  7. 舌苔や軟口蓋・硬口蓋の汚染も同様に拭き取る
  8. 歯を丁寧にブラッシングする
  9. 水道水や含嗽水を使用し、頸部前屈の状態で含嗽を施行する
  10. うまくできない場合は、少量の水をシリンジで注入しながら吸引器で吸い取る

観察項目

  • 開口の度合い
  • 口腔内の汚染の有無と程度
  • 口腔内潰瘍、炎症などの有無と程度

アセスメント

  • 口腔内の炎症により開口障害が起きている場合もあるため、軟膏の塗布や保湿剤の使用なども検討する
  • 口腔内汚染が強い場合は容易に誤嚥性肺炎を起こしやすい

注意点

  • 頸部前屈が不可能な場合は、麻痺側を上にした側臥位の姿勢をとる
  • 唾液の量が少ない場合は、唾液腺マッサージを施行する
  • 義歯がある場合は事前に外しておくが、口腔のに合わなくなった義歯は早めの調整が必要となる
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
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