いまさら聞けない看護技術

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検体検査11 糖代謝検査のポイント

検体検査11 糖代謝検査のポイント【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • グルコースやグリコヘモグロビンを調べ、糖尿病の診断もしくは治療効果を評価する

必要物品・準備

  • 採血用シリンジ
  • 検査用スピッツ(NaF入り)
    ※真空採血管の場合、真空採血管(スピッツ)、翼状針またはベネジュクト針など
  • 駆血帯
  • 患者名等のラベル
  • アルコール綿
  • 非滅菌手袋

観察項目

血糖(グルコース、PG)

  • 正常値:70~110mg/dL
  • 高値の時:糖尿病、感染症、肝疾患など
  • 低値の時:インスリン過剰投与、肝不全、インスリノーマ、新生児など

グリコヘモグロビン(HgA1c)

  • 正常値:4.3~5.8%
  • 高値の時:異常ヘモグロビン症、糖尿病など
  • 低値の時:異常ヘモグロビン症、透析、溶血性疾患など

アセスメント

  • 正常範囲から逸脱している数値の理由を検討する
  • 検査条件などによる手違い、測定ミス、計算違いの有無についても確認する
  • HgA1cはブドウ糖とヘモグロビンが合体した物であり、およそ1~2ヶ月前の平均値を表し、血糖の変化が一過性である場合は、変動は認められない

注意点

  • 他の採血管で検査を行った場合は、解糖によって徐々に血糖値は低くなるため、フッ化ナトリウム(NaF)入りの採血管を使用する
  • NaFは即効性が薄いため、約2時間で低値へと変動するので速やかに提出する
  • 指から採血をした場合と静脈血からの採血を比較した場合、食後の血糖は指から採血をした方が高値になる
  • HbAlcの値は透析患者や溶血性疾患などの場合、実際より低値となることがあるので他の血糖マーカー(グリコアルブミンなど)で判断する必要がある
低血糖(70mg/dL未満)時は生命の危険があるので、ブドウ糖などの内服・注射などで速やかな対応をすることが必要である
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