いまさら聞けない看護技術

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検体検査10 炎症反応検査のポイント

検体検査10 炎症反応検査のポイント【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 組織破壊や炎症の程度を診断する

必要物品・準備

  • 採血用シリンジ
  • 検査用スピッツ
    ※真空採血管の場合、真空採血管(スピッツ)、翼状針またはベネジュクト針など
  • 駆血帯
  • 患者名等のラベル
  • アルコール綿
  • 非滅菌手袋

観察項目

C反応性蛋白(CRP)

  • 正常値:0.3 mg/dL以下(ラテックス免疫比濁法)
  • 高値の場合:細菌性感染症、一部の真菌性感染症、アデノウィルス感染症、自己免疫性疾患、悪性腫瘍など
  • 低値の場合:ウィルス感染症(アデノウィルスは除く)、肝がん、肝硬変、白血病、多発性骨髄腫など
重症肺炎や敗血症の場合は著明な上昇がみられる

アセスメント

  • 正常範囲から逸脱している数値の理由を検討する
  • 検査条件などによる手違い、測定ミス、計算違いの有無についても確認する
  • 組織破壊や炎症などがあるときに敏感に反応し、上昇がみられる
  • 脳梗塞や尿路感染などにおいて炎症組織がある場合でも、その部分が限局している場合、CRPの上昇は認められないことが多い
  • 糖尿病、高血圧、動脈硬化症、喫煙など、血管障害の危険性がある場合には、CRPの軽度上昇がみられる場合がある
  • 妊婦の場合はやや増加するが、女性より男性の方が、比較的高い
  • 出生直後は極めて値は低いが、突如、急激に上昇して2日後にはピークとなる
  • 6~ 10歳では高値を示すが、成人になるにつれ低値となり、高齢になるにつれ徐々に増加がみられる
炎症が起きてから血中濃度の上昇までに数時間程度要するため、CRPだけではなく、赤血球沈降速度(赤沈)や白血球数などの検査データも参考にして判断する
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