いまさら聞けない看護技術

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貯血式自己血輸血の管理

貯血式自己血輸血の管理【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 患者にとって安全・安楽に貯血式自己血輸血が行えるよう援助する

概要

  • 術前に採取した自分の血液を、必要に応じて輸血することを「貯血式自己血輸血」と呼ぶ
  • これを行うことで、同種血輸血の副作用(発熱・蕁麻疹・異型輸血・輸血感染症・GVHD)を回避することができる
GVHD(graft versus host disease)は「輸血後移植片対宿主病」の略で、供血者のリンパ球が輸血を受けた人の体内で増殖し、それが輸血を受けた人の組織を攻撃して起こる症状を指す

貯血式自己血輸血の実施基準

  • 年齢:特に制限はないが、80歳以上の高齢者は慎重に判断する
  • 1回の採血量:上限は400ml又は循環血液量の10%以内が原則(体重50kg以下の者は400ml×体重/50kgを参考に算出)
  • 血液:ヘモグロビン値11g/dl以上、ヘマトクリット値33%以上が望ましい
  • 血圧:最高血圧180mmHg以上、最低血圧100mmHg以上の高血圧、あるいは最高血圧80mmHg以下の低血圧の場合は慎重に採血する
細菌性感染症や、感染の疑いがある発熱患者、重度の心疾患を持つ患者は貯血式自己血輸血の対象とならない

自己血採血実施までの流れとケアのポイント

  • 医師から自己血輸血に関するインフォームドコンセントを実施し、同意書に署名してもらう
  • 以下の項目について、十分に説明しておく
    • 貯血量が足りない時に同種血輸血をする可能性があること
    • 採取した血液を使用しなかった場合、破棄となる場合もあること
    • 血管迷走神経反射によって、穿刺中に低血圧や気分不良を認める可能性があること
  • クリティカルパスなどを使用し、採血予定日・貯血予定量・鉄剤投与日・採血日前後の生活上の注意点について説明する
  • 検査結果(血液型・不規則抗体・血清など)を揃えておく

注意点

  • 自己血貯血の予定が決まったら、鉄分を多く含む食品をすすめたり、処方された鉄剤を指示通り服用するよう指導する
  • 採血前日は飲酒を避け、当日はしっかりと食事を摂るよう指導する
  • 鉄剤を内服すると便が黒くなることがあるので、事前に説明しておく

 

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