いまさら聞けない看護技術

あした仕事でドジしないようにしっかり復習しましょう。
現在、796トピック公開中! ⇒「看護技術」の一覧を見る

急性中耳炎患者への対応

急性中耳炎患者への対応【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 急性中耳炎の患者に適切な看護を行う

疾患の概要

  • 急性の炎症が中耳に起きている状態であり、鼓膜の腫脹と発赤、激しい耳痛が見られる
  • 秋から冬にかけての発症が多い
  • 乳幼児の発症率が高く、風邪症候群から続発して発症することも多い
  • 風邪症状が数日間持続後に、突然の耳痛が起こる場合が多いが、高熱や耳漏の流出も認められることがある
  • 急性中耳炎の原因は、そのほとんどが鼻や副鼻腔、耳管や上咽頭を介した感染である
  • 主な合併症として、めまい感、末梢性顔面麻痺、髄膜炎、S状静脈洞炎、感音難聴、乳様突起炎などが挙げられる
  • 一般的に治療後の経過は良好だが、反復性中耳炎や滲出性中耳炎あるいは顔面神経麻痺、急性乳様突起炎などを併発する場合もある
  • 感染の原因となる菌はインフルエンザ菌、肺炎球菌などが多い
  • 乳児の場合、解剖学的に成人との違いがあるため、人工乳の授乳前後の頭位によって、頭位性中耳炎を発症することがある

観察項目

  • 鼓膜所見(腫脹、発赤、水泡形成の有無)、耳痛の有無と程度
  • 風邪症状(痰、鼻汁、咳、後鼻漏)の有無と発症時期
  • 発熱の有無
  • 耳閉感、耳漏、聴覚障害の有無と程度

治療

  • 保存的治療
    • 早期からの抗生剤投与が必要であり、頓用として解熱鎮痛剤を使用する
    • 抗アレルギー剤(アレルギー性鼻炎を有する場合)も併用することがある
  • 外科的治療
    • 鼓膜穿孔があるにも関わらず、十分な排膿が不可能な場合あるいは鼓膜に膨隆や発赤が認められ、高熱や激しい耳痛を併発している場合、外科的治療が適応となる
    • 膿の排出および発熱、耳痛、耳閉、聴覚障害などの症状改善を目的として鼓膜切開を施行する
乳幼児の場合は早期対応が望ましいため、鼓膜に膨隆が認められなくても、鼓膜切開を施行することもある

看護のポイント

  • 家族へのオリエンテーションを施行する
  • 乳児の場合は治療が終了しても、再び中耳炎を繰り返す場合が多いので、急激な体温上昇や耳漏の有無、原因不明の啼泣や頭部を振る動作、手を耳に当てる動作など注意深く観察するように指導する
  • 人工乳での育児中の乳児の場合、頭位を高くして授乳するように指導する
  • 痰がからんだ咳や鼻汁が持続する場合は早めに病院受診をしてもらい、治療を行ってもらう
  • 耳痛の応急処置として、鎮痛剤(小児用バファリンなど)を常備しておく
  • 耳痛や耳鳴が改善されても、自己判断で内服や受診を中止しないようにする

注意点

  • 診察時、乳幼児や小児の場合は体動が激しく危険なため、状況に応じて、四肢をタオルで包み込む、頭部の固定を2人がかりで行うなどで工夫する
「いまさら聞けない看護技術」の最新情報をチェックしよう

当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!

公式Twitterアカウント

仕事がうまくいかないナースのあなたへ

思い切って転職してみませんか?

転職をより有利にすすめるための方法や、自分にあった転職サイトの選び方などを、元・看護師、ツバキの過去の経験をもとにまとめています。

あなたの悩み、ツバキに相談してみませんか?

元・看護師として、たくさんの悩み相談や転職相談にのってきた経験をもとに、あなたの立場に立ったアドバイスを一生懸命お答えします。

ナースの転職サイト比較ランキング ベスト5

ナースハッピーライフ管理人が考える、一番おすすめの転職サイトをご紹介します。
「そろそろ転職かも・・・」とお考えのあなた、下記の転職サポートサービスを利用することをオススメいたします。

看護roo!(カンゴルー)
関東・関西・東海エリア専門
詳細はコチラ
ナースフル
転職支援実績No.1のリクルートグループ
詳細はコチラ
マイナビ看護師
全国の求人ならこちらもオススメ
詳細はコチラ
4位 看護のお仕事 詳細はコチラ
5位 ナース人材バンク 詳細はコチラ

もっと詳しく知りたい方は、「ナースの転職サイト比較ランキングBest5」をご覧になり、自分にあった転職サイトを探してみてください!