検体検査26 感染症(血液培養)検査のポイント

検体検査26 感染症(血液培養)検査のポイント【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年6月25日
最終更新日:2018年06月14日
(変更日:2013年6月24日) ※

目的

  • 血液培養検査のポイントについて理解する

必要物品・準備

  • 採血用シリンジ
  • 培養検査用スピッツ
    ※真空採血管の場合、真空採血管(スピッツ)、翼状針またはベネジュクト針など
  • 駆血帯
  • 患者名等のラベル
  • アルコール綿
  • 非滅菌手袋

検査の概要

  • 項目:細菌培養検査
  • 測定方法:血液培養専用ボトルによる嫌気性・好気性培養
  • 測定検体:血液(動脈血、静脈血)
  • 基準値:陰性
  • 検出限界:理論上、生菌が存在している場合、その菌に対して適切な培養法を用いることで検出が可能
  • 異常値をきたす病態と疾患:各種細菌感染症に伴った血流感染症

アセスメント

  • 血液を培養して血液中に侵入してきた細菌を特定するために行う
  • 患者の情報交換を行いながら菌種の推定と共に、適切な抗菌薬の療法を施行する
  • 血液培養を実施すべき病態
    • 36℃ 以下の低体温
    • 38℃ 以上の発熱
    • 血圧低下
    • 白血球増加(10000/L以上)
    • 顆粒球減少(1000/L以下)
    • 肺炎、髄膜炎、尿路感染症など
    • 高齢者の頻回の転倒、錯乱
    • 高齢者や小児の突然の活動性低下
    • 腎不全
    • 精神症状

注意点

  • 採取後は速やかに検査室へ搬送する
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