いまさら聞けない看護技術

あした仕事でドジしないようにしっかり復習しましょう。
現在、797トピック公開中! ⇒「看護技術」の一覧を見る

急性扁桃腺炎患者への対応

急性扁桃腺炎患者への対応【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 急性扁桃腺炎患者へ適切な対応を行う

疾患の概要

  • 口蓋扁桃に肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、A 群β溶連菌、ブランハメラ菌などの感染・増殖が起こり、扁桃の急性炎症を来たした状態であり、発熱や嚥下時痛、咽頭痛、耳への放散痛などの症状が見られる
  • 頸部リンパ節腫脹を伴う頻度が高く、40℃近い高熱や悪寒、筋肉痛や関節痛、開口・嚥下障害などを生じ、口蓋扁桃には、強い発赤や膿栓の付着も見られる
  • 急性扁桃炎が重症化すると、扁桃周囲膿瘍や扁桃周囲炎あるいは扁桃病巣感染症が起きる場合もある
  • 感冒や肉体疲労などの身体的ストレスを伴って発症することが多い
  • 幼小児の場合、哺乳や食事量の低下、不機嫌として症状が現れる
  • 検査は一般血液検査、扁桃の膿栓の細菌培養検査などを行い、必要に応じて喉頭ファイバーにて喉頭蓋炎などの合併を否定する必要がある

治療

保存的治療

  • 鎮痛解熱薬、抗生物質、抗炎症薬の内服投与を施行する
  • 抗生物質はセフェム薬あるいは広域ペニシリンが第1選択となるが、十分な治療効果が得られない場合は、扁桃の細菌培養や感受性試験の結果を参考に起因菌に効果がある薬剤へ変更する
  • 吸入による咽喉頭への薬液噴霧や含嗽薬、トローチ剤も併用され、扁桃に付着している膿栓を洗浄や除去する場合もある
  • 重症例では抗生物質の静脈投与や点滴による水分補給も行う
  • 発熱時は身体のクーリング、咽頭痛に対しては氷頸を当てて対応し、安静を保つよう指導する
  • 水分補給に努め、食事は刺激物を避けるよう気をつける
  • 口蓋扁桃肥大やアデノイドが元々ある小児の場合は、更にいびきが大きくなったり、時には無呼吸を生じる場合もあるため、側臥位や腹臥位などで安楽な呼吸を保つよう心がけ、夜間の呼吸状態にも注意するよう指導する

手術治療

  • 習慣性扇桃炎で年に何度も仕事や学校を休まなければならない場合や、回数は少なくても重症化する場合には手術の検討が必要である
  • 小児の場合、口蓋扁桃肥大やアデノイドで睡眠時無呼吸が起こっている場合にも手術の考慮が必要である

観察項目

  • 疼痛、発熱の有無と程度
  • 食事・水分量
  • 術後出血、呼吸苦の有無

アセスメント

  • 適切な問診や観察が行えているか
    • 発熱、疼痛、耳への放散痛、頸部リンパ節の腫脹などの症状のほか、特に小児の場合は不機嫌・食事量の低下などがみられる
    • 重症化し、経口摂取が不十分な場合は、入院治療が必要になる
  • 患者の状態に合わせた指導が行えているか
    • 患者は嚥下困難であることが多いが、水分補給に心がけ、刺激物を避けた食事内容を指導する
    • 特に乳幼児の場合、アイスクリーム、ヨーグルト、ゼリーやプリンなど、疼痛が強くても比較的摂取可能なものを摂るよう指導する

看護のポイント

術前

  • 入院生活や手術など、様々な精神的不安の軽減に努める
  • 手術前オリエンテーションや術前訪問を施行し、コミユニケーションの機会を持つ

手術当日

  • 術当日の絶飲食を指示通りに行う
  • 前投薬の影響でふらつきなどを生じる危険性があるため、転倒や転落に注意する
  • 術後 点滴を自己抜去しないよう、確実な固定と観察を行う
  • 出血や創部周囲組織の腫脹や浮腫のため、一時的に呼吸状態が不安定となる場合もあるため、側臥位や腹臥位の状態を保つ
  • 疼痛に対しては、氷頸や鎮痛剤を使用する
術当日は疼痛の軽減、術後出血や呼吸状態の観察が重要である

手術翌日以降

  • 術後は流動食から開始し、経過を見ながら徐々に常食に戻す
  • 疼痛に対しては経口の鎮痛薬を食前30分に服用あるいは坐薬の使用を検討する
  • 食事摂取が不十分な場合は、点滴で水分補給を行う
  • 固形物を摂取する場合は、十分な咀嚼を行うよう指導する
  • 含嗽を励行し、口腔内の清潔保持に努める
  • 退院後は、長時間の入浴や激しい運動、刺激物、固形物の摂取は医師の指示があるまで、可能な限り避けるよう指導する
「いまさら聞けない看護技術」の最新情報をチェックしよう

当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!

公式Twitterアカウント

仕事がうまくいかないナースのあなたへ

思い切って転職してみませんか?

転職をより有利にすすめるための方法や、自分にあった転職サイトの選び方などを、元・看護師、ツバキの過去の経験をもとにまとめています。

あなたの悩み、ツバキに相談してみませんか?

元・看護師として、たくさんの悩み相談や転職相談にのってきた経験をもとに、あなたの立場に立ったアドバイスを一生懸命お答えします。

ナースの転職サイト比較ランキング ベスト5

ナースハッピーライフ管理人が考える、一番おすすめの転職サイトをご紹介します。
「そろそろ転職かも・・・」とお考えのあなた、下記の転職サポートサービスを利用することをオススメいたします。

看護roo!(カンゴルー)
関東・関西・東海エリア専門
詳細はコチラ
ナースフル
転職支援実績No.1のリクルートグループ
詳細はコチラ
マイナビ看護師
全国の求人ならこちらもオススメ
詳細はコチラ
4位 看護のお仕事 詳細はコチラ
5位 ナース人材バンク 詳細はコチラ

もっと詳しく知りたい方は、「ナースの転職サイト比較ランキングBest5」をご覧になり、自分にあった転職サイトを探してみてください!