いまさら聞けない看護技術

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手術中の体位固定

手術中の体位固定【いまさら聞けない看護技術】

目的 

  • 麻酔下という特殊な環境下で長時間の同一体位を強いられる患者の苦痛を推し量り、安全で安楽な体位管理を行う

体位の種類

  • 大きくわけると、仰臥位、砕石位、側臥位、腹臥位の四種類がある
    各施設、診療科、術式、執刀医の好みにより体位が異なるため、事前に確認する

手術体位の条件

  1. 局所の圧迫がない
  2. 血管の圧迫、血行動態の変化など、呼吸・循環への影響が少ない
  3. 関節・骨・支持組織に無理がない
    ※運動器系疾患がある場合、関節可動域が制限されることが多い
  4. 十分な術野が確保され、手術進行に影響がない
  5. 麻酔管理が容易で観察しやすい
    ※チューブトラブル、出血、重症不整脈、アナフィラキシーショック、肺梗塞、心停止など、緊急時への対応が可能である
  6. 上記の条件を満たしつつ、長時間におよぶ手術でも崩れることのない体位である

手術中の良肢位

  • 基本的には良肢位による固定が理想だが、術式などにより良肢位での固定が難しい場合は、以下のような手術中の良肢位を目指す
    • 肩関節:側方拳上位、0~90度外転
    • 肘関節:0度or軽度屈曲位、ただし体位により90度以内
    • 手関節:10~20度の軽度背屈位
    • 前腕 :回内回外中間位
    • 股関節:軽度屈曲、10~30度の外転、ただし砕石位であれば外転40度以内
    • 足関節:中間位
    • 膝関節:10~30度の軽度屈曲位

 固定直後の確認

循環障害の確認

    • 腹部、心窩部、頸部、腋窩、鼠径部の血管に圧迫はないか

呼吸障害の確認

    • 気管チューブの位置は適切か
    • 体位の偏移はないか
    • 肺機能を評価できるか
    • 胸郭の圧迫はないか

褥瘡・神経障害の確認

    • 圧迫部位の除圧・減圧が図れているか
    • 表在する神経は開放できているか
    • 良肢位は保てているか
    • 脊椎の生理学的彎曲は保たれているか
    • シーツの皺、ルート類、器具類による身体的に直接的な圧迫・接触はないか

転落の危険性の確認 

    •  固定帯の位置は適切か
ローリングを行う場合はシュミレーションを行う

術中のモニタリング

  • 体位維持ができているか、崩れがないかを確認する
  • 可能な範囲で除圧や体位変換を行う
  • 保温・加温を効果的に行う 

手術終了後

  • すみやかに仰臥位に変換する
    ※体位変換によるバイタルサインの変動に注意する
  • 手術体位・術式・術前の患者の状態をふまえ、看護評価を行う
    • 圧迫部位や全身の皮膚状態の観察
    • 抹消神経症状の観察
  • 看護記録を行い、病棟看護師に申し送りをする
  • 術後訪問を行い、問題があった場合は原因を究明し、改善する
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