いまさら聞けない看護技術

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呼吸困難患者のケアのポイント

呼吸困難患者のケアのポイント【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 呼吸困難患者に適切なケアを行う

観察項目

  • 背景疾患(既往歴)の有無
  • 呼吸困難の程度

アセスメント

  • 呼吸困難とは、努力感や不快感を伴う呼吸運動の自覚のことをいう
  • 循環器疾患がある場合は、肺うっ血が主な原因となる
  • 呼吸困難の原因疾患は、呼吸器疾患の割合が約7~8割、心疾患が約1割を占めている
  • 呼吸困難の重症度は呼吸器疾患の場合、ヒュージョーンズ分類、心疾患の場合はNYHA分類が用いられている
  • 呼吸困難は過度の呼吸動作によって出現し、機序として以下のものが挙げられる
    • 肺・胸壁・上気道に存在する機械受容器への刺激
    • 低酸素症や高炭酸ガス血症によって起こる化学受容器への刺激
    • 求心性ミスマッチ(呼吸筋に対しての命令と、求心性の情報の乖離)
    • 努力呼吸の感覚(運動皮質から呼吸筋に向けての命令と、同時に伝達される感覚皮質への信号)

呼吸困難を生じる主な疾患

肺血管障害

  • 肺塞栓症

呼吸器疾患

  • 肺実質疾患(じん肺、急性肺炎)
  • 上気道閉塞(喉頭浮腫・気道異物)
  • 下気道閉塞(肺気腫、気管支喘息、気管支拡張症、慢性気管支炎)

神経筋疾患

  • 重症筋無力症
  • 筋ジストロフィー
  • 上位頸髄損傷

胸壁疾患

  • 漏斗胸
  • 強直性脊髄炎
  • 高度の脊柱側弯症

循環器疾患

  • 肺うっ血
  • 左心不全
  • 先天性心疾患
  • 僧房弁狭窄症(MS)

心因性疾患

  • 過換気症候群
  • 不安神経症

看護のポイント

  • 呼吸困難を起こしている疾患について、既往歴や現病歴を確認する
  • 呼吸困難の重症度を把握し、必要に応じたケア(状態に合わせた投薬、酸素吸入など)を検討し、医師の指示を仰ぐ
  • いずれにしても呼吸困難は患者にとって辛い状態であり、場合によっては死を意識することもあるため、患者への接し方には留意する

 

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