いまさら聞けない看護技術

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扁桃周囲膿瘍患者への対応

扁桃周囲膿瘍患者への対応【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 扁桃周囲膿瘍患者に適切な対応を行う

疾患の概要

  • 急性扁桃炎が更に重症化し、扁桃被膜の周りに膿瘍ができた状態であり、膿栓の付着が認められる
  • 通常は左右どちらか一方に発症し、膿瘍によって患側の扁桃は健側に圧排され、軟口蓋も同時に大きく腫脹した状態となる
  • 急性扁桃炎の症状のみならず、嚥下障害もより高度となり、開口障害や唾液の嚥下困難となり、声もこもりがちになることが多い
  • 検査は、一般血液検査や膿栓の細菌培養検査などを行う
細菌培養検査を行う場合は、嫌気性菌が原因となっている可能性もあるため、 嫌気培養も施行することが望ましい
  • 喉頭蓋炎などの合併の有無を確認するため、必要時は喉頭ファイバーを行う

治療

保存的治療

  • 鎮痛解熱薬、抗生物質、抗炎症薬の内服投与を施行する
  • 抗生物質はセフェム薬あるいは広域ペニシリンが第1選択となるが、十分な治療効果が得られない場合は、扁桃の細菌培養や感受性試験の結果を参考に起因菌に効果がある薬剤へ変更する
  • 吸入による咽喉頭への薬液噴霧や含嗽薬、トローチ剤も併用され、扁桃に付着している膿栓を洗浄や除去する場合もある
  • 重症例では抗生物質の静脈投与や点滴による水分補給も行う
  • 発熱時は身体のクーリング、咽頭痛に対しては氷頸を当てて対応し、安静を保つよう指導する
  • 水分補給に努め、食事は刺激物を避けるよう気をつける

外科的治療

  • 切開排膿あるいは局所の穿刺を行い、症状の軽減を図る
  • 局所麻酔薬(0.5%キシロカインr®など)を腫れている扁桃周囲の粘膜および粘膜下に注射し、空の注射器を用いて穿刺排膿を行う
    ※もしくはメスを用いて切開を行い、鉗子などで膿瘍部分まで道筋をつけて中に貯留している膿汁を排出する
  • 十分な排膿が得られた場合は、開口障害や咽頭痛などの症状の改善が見られる
  • これらの処置は、幼小児の場合は全身麻酔が必要となるが、成人の場合は外来にて局所麻酔下での施行が可能である

観察項目

  • 疼痛、発熱の有無と程度
  • 食事・水分量

アセスメント

  • 適切な問診や観察が行えているか
  • 発熱、疼痛、耳への放散痛、頸部リンパ節の腫脹などの症状のほか、特に小児の場合は不機嫌・食事量の低下などがみられる
  • 重症化し、経口摂取が不十分な場合は、入院治療が必要になる
  • 患者の状態に合わせた指導が行えているか
    • 患者は嚥下困難であることが多いが、水分補給に心がけ、刺激物を避けた食事内容を指導する
    • 特に乳幼児の場合、アイスクリーム、ヨーグルト、ゼリーやプリンなど、疼痛が強くても比較的摂取可能なものを摂るよう指導する

看護のポイント

  • 小児の診察や処置中はしっかりと身体の固定を行う
  • 処置によって、患者が嘔吐する場合もあるため、事前に膿盆などを準備し、すぐに対応できるようにする
  • 処置の際、口腔内に出てきた膿汁や血液を飲み込まないよう患者に説明し、適宜、□元に膿盆を当て吐き出すように指示する
  • 内服治療の際は、抗生物質の薬剤を確実に服用するように説明する
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