いまさら聞けない看護技術

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静脈注射による急性炎症へのケア

静脈注射による急性炎症へのケア【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 適切なケアにより静脈注射による急性炎症を最小限にすることができる

静脈注射によって起こる皮膚トラブルの種類

  1. 静脈炎
    3つの要因(機械的・化学的・感染性)による血管壁の炎症
    静脈中の血栓が原因の血栓性静脈炎もある
  2. 血管外露出
    3つの要因(機械的・生理的・化学的)により薬剤が血管外に漏れ出ること
  3. 血管痛
    pHが酸性やアルカリ性に傾いていたり滴定酸度や浸透圧が高い場合血管痛が起こることがある
  4. 皮膚硬結
    血管外露出や同一部位への反復注射などにより、やわらかい組織が硬くなること
    浮腫や出血・炎症性の変化でも起こることがある
  5. VVR(血管迷走神経反射)
    注射針の刺入時などに起こる
    迷走神経が興奮することにより、徐脈・血圧低下・意識消失・痙攣発作が起きたりする

静脈炎の危険因子

  1. 患者に関する因子
    • 女性、高齢(目安として61歳以上)
    • 脆弱な末梢静脈
    • 糖尿病・癌・感染性疾患・免疫不全などの基礎疾患
      リスクを防ぐポイント
      72~96時間毎より頻回な交換は不要
  2. 機器(カテーテルなど)に関する因子
    • カテーテル等の留置期間
    • ゲージ数が大きい
    • 下肢への刺入
    • カテーテルの素材(テフロン製など)
      リスクを防ぐポイント
      ポリウレタン製カテーテルを使用し、成人患者はなるべく上肢に刺入する方がよい
  3. その他の因子
    • 未熟なスタッフによる刺入
    • 注射液の特性(pHや浸透圧など)
    • 頻回なガーゼ交換(48時間以内)
      リスクを防ぐポイント
      特に、抗菌薬や電解質、麻酔薬、ドパミンなど、血管外漏出を起こしやすい特性をもつ薬剤は多く存在するため、薬剤の添付文書などで確認しておく

ケアのポイント

  • 薬剤(一般の輸液剤・抗生剤など)が漏出した場合、冷罨法が効果的である
    • 20℃前後の冷罨法を3時間程度継続して行うと効果的である(30分程度でも効果あり)
    • 冷やしすぎに注意する
    • 浸軟を防ぐため、水分が直接皮膚に触れないようにする
    • 症状が悪化していないか観察する
  • 温罨法は、炎症反応が促進され傷害が拡大するため適切ではない
  • ステロイド局所注射・リバノール湿布は確かなエビデンスがない
  • 抗がん剤が漏出した場合、急性炎症には冷罨法が効果的である
    (その後の断続的な細胞傷害には必ずしも有効ではない)
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