退職したいのですが、看護師長と看護部長の許しがなくて退職させてもらえません。もう限界です。どうしたらいいでしょうか?

まるもりさん (?) からのお悩み

はじめまして。まるもりです。

私は今、1年目の看護師ですが、今すぐ退職したいです。
まだ1年目なのに根性ないと言われてしまうかもしれませんが、とにかく労働を強要してくる職場で、軍隊に入った気分です。若いだけが取り柄なのに体力が持たず…

仕事しているか寝ているかのどちらかしかない毎日です。
退職したいとプリセプターに相談すると、「私から師長には言えないから」と言われてしまいました。

無理やり退職すると、院外で看護部長同士の繋がりがあるので、後々就職できなくなることもあるとか…。

これいじょうこの病院に留まるのも無理だし、退職を告げるのも怖いです。この状況を回避できる方法があったら1日でも早く教えてください。お願いします。

椿(ツバキ)からの回答

思い切って「辞めたい」意思を師長に伝えてみてはどうでしょう

看護師・椿(つばき)

まるもりさん、こんにちは。椿です。

お悩みを拝見する限り、具体的にどんなところが?というあたりが分かりにくいのですが、とにかくもう疲れた!これ以上ここで働くのは無理!でも辞めさせてくれない…

というあたりに絞って、考えてみることにします。

 

まずは建前の部分から考えていきましょう。

看護師とはいえ、病院などに雇われている場合は「被雇用者」なわけですから、働くことに関連する法律として、労働基準法(以下、労基法)というものがあります。

これは「働くため」「働く人を守るため」の法律ともいえますが、実はここには「辞める(退職する)」ことに関する記述はありません。

退職したい側で慎重に読み込むべきなのは、「民法627条」です。

この「民法627条」には、「期間の定めのない雇用の解約の申入れ」として「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する」とあります。

これだけみると、そうか!申し入れてから2週間(14日間)で辞めても良いのか!と考えそうですね。でもちょっと待ってください。

これはあくまで「民法」であり、従わなかったからといって、すぐに誰かが咎められるものでもありません。大事なのはここからです。

 

民法で上記のように定められているので、どんな職種の雇用者でも(分かりやすくいえば病院でも)、就業規則を決めるときにはこれに倣っていることがほとんどです。まるもりさんの場合、ご自分が今勤めている(辞めたい)病院の就業規則を確認する必要があります。

就業規則上で民法627条に則り、同様の主旨の内容が記載されていれば、「退職届」を提出することで、それから2週間後に辞めても、誰にも咎められることはありません。

 

さらにここで1つ、間違えないで欲しいのは「退職願」ではなく「退職届」を出すことです。

退職願」とは、「○月▲日で退職したいと考えているので、よろしく」という、自分の願いを伝えるモノであって、提出後も取り下げることが出来ます

しかし「退職届」の方は、「○月▲日で辞めますので、そのおつもりで」という、本当の意味での「辞めます!」宣言になりますので、取り下げることができません

ここを勘違いしている人も多いと思いますが、たった1字の違いで全くちがうものになるのです。これだけは覚えておきましょう。

 

さて、まるもりさんが「退職届」を提出した場合、それを(事務方でも誰でも良いですから)受け取ってさえくれれば、その日から2週間後には辞めても、つまりその翌日以降は出勤しなくても構いません。

だって、まるもりさんの「辞めるからよろしく」が受理されているわけですから。本気で今の職場を、今すぐにでも辞めたいと考えているなら、こういった強硬手段もアリでしょう。

 

ではここからは本音のお話。

まず、まるもりさんのお悩みにある『退職したいとプリセプターに相談すると、「私から師長には言えないから」と言われてしまいました。』という点。これはまぁ仕方のないことでしょう。

プリセプターはあくまで、まるもりさんが看護師として1人前になる「お手伝い」をしてくれているだけなので、仕事を続けるか辞めるか、そういったことまでは踏み込めないのが現実だと思います。「何でも相談してね」とはいっても、そこはやはり線引きするべきポイントですよね。

ただ、先にプリセプターに相談したことは良かったと思いますよ。だって、先に退職が決まってからであれば、プリセプターだって「何も相談してくれなかった」と落胆するでしょうからね。

 

それから『無理やり退職すると、院外で看護部長同士の繋がりがあるので、後々就職できなくなることもあるとか…。』これはある意味“都市伝説的”なお話なのかな。

確かに、師長クラスの看護師であれば、他の病院の師長とも知り合いが居ると思いますし、定期的に情報交換をすることもあるかもしれません。ですが、よく考えてみてください。

例えば、まるもりさんの勤務先の師長が、隣の市区町村にある病院の師長と知り合いだったとして、まるもりさんが辞めたことを吹聴するでしょうか。仮に「1年目なのにもう辞めた子がいるのよ」という話題になったとして、そこでまるもりさんの氏名を公表するでしょうか。ここが考え方のポイントだと思います。

確かに、同じ系列の病院の師長同士は繋がりが深いとか、地域医療連携に力を入れている地域であれば他病院の師長同士で仲が良いとか、そういった横のつながりはあるかもしれません。そこでは、上記のような話題が出ることもあるかもしれません。

だったら、繋がりがなさそうな病院を選べば良いのではないでしょうか。

都道府県を変えてみる、同じ系列の病院にはいかない、それらを排除しても尚、看護師の就職先はいくらでもあると思います。

 

まずは、自分の意思を伝えてみましょう

ところで、まるもりさんは「辞めたい」意思を、自分の勤務先の師長には伝えていますか?

まずはそこからだと思います。どういったところが辛くて、なぜ辞めたいと考えたのか。まずはそこから、師長に相談してみてはいかがでしょう。

何か解決策が見つかるかもしれないし、逆に一蹴されてしまうかもしれません。その反応をみてから今後のことを考えてみても遅くないと思いますよ。

それでもどうしてもダメだ、辞めさせてくれない、ということであれば、前述の強硬手段を取る方法も残されていますから。

 

せっかく看護師になったのですから、諦めないで頑張って。応援していますよ。

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