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これまでの外科での6年間の勤務経験が役に立たず、逆に自分の首を絞めています

公開日:2014年6月26日
最終更新日:2014年6月26日
(変更日:2015年4月14日) ※

Kameさん (?) からのお悩み

はじめまして。私は地元の小さな総合病院で外科病棟に6年勤務し、看護師としての自分に自信があったので、思い切ってもっと大きな総合病院に転職しました。

転職先では救急病棟に配属されました。外科だけとはいえ、6年も看護師をしていたので、多少なりとも自分に自信もありました。しかし転職後思っていた以上に自分の知識が全く役に立たず、ほとんどのことが一から勉強のし直しです。

新しいことも勉強しながら!とも思っていましたが、外科では見たことがない疾患や検査、今にも亡くなりそうな患者さんばかりで…。

逆にマイナスになっている「6年間の経験」。
6年目としての給料をもらっているんだから出来て当たり前!と言った目で見られているように思えてなりません。

もう少しがんばれば道は開けていくのでしょうか?それともストレスをためるより、地元の病院で外科に戻ったほうがいいのか正直わからなくなっています。

何かアドバイスいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

椿(ツバキ)からの回答

仕事の合う・合わないは誰にでもあることです。

看護師・椿(つばき)

Kameさん、こんにちは。椿です。

今回のお悩みは、これまでの自分の経験が役に立たない、というお悩みですね。

Kameさんの経験値というものを考えてみると、6年間の看護師経験ですから、早い人ではそろそろ主任や係長の道が見え始める頃かな。

その時期に思い切って「もっと経験を積みたい!」と転職されたことは、素晴らしいことだと思いますよ。

 

椿にも似たような経験があります…

さて、これは私にも似たような経験があります。とはいえ、私は間に10年のブランクがありましたし、同じ科(というか手術室)ではありましたけどね。

私の場合は最初に就職していた病院の方が規模も大きく、3次救命も行っているところでしたので、本当に色々な経験が出来ていたと考えていました。

全く畑違いとはいえ、10年の人生経験もありましたし、今なら同じ手術室でも、もっと患者さんと向き合える看護ができたりしないかな?などと甘い考えで復帰しましたが、現実は違いました。まぁいわば、椿、初めての挫折です。

毎日忙しく決められた業務をこなすだけ。まずは新人でも対応できそうな(医師たちの性格にもよりますし)科の手術から。

これなら!とも思いましたが、ところ変われば何とやら。器械は見慣れていましたが、使う針や糸が違う(進化してました)し、使う順番もきっちり覚えないといけませんでした。

その上、「最初に習ったことは良く覚えている」といわれたこともありましたが、自分が考えていた以上に、物事を覚えていないんです。さすが10年のブランク。

私自身は、育児や家事そっちのけで、毎日「今日やったことを詳細に記録する」という方法で何とか乗り越えようとしましたが、やはり脳みその皺の減退には追い付かず。

さらに、私が再就職したところの師長と、全くもって合わなかったんですね、相性が。

他のスタッフの目からみても「師長は椿さんにだけ冷たすぎない?」と言われるほどでした。なので、私は思い切って辞めちゃったんですけどね。

 

と、私のことはさておき。これからのKameさんについて考えてみましょう。

Kameさんはまず「6年目の給料もらっているのだから」というプレッシャーに負けそうになっているようですが、これはその通りでしょう。

例えば同じ外科病棟の2年目の看護師からみたら、自分より多く給料もらっているのに!と思われるかもしれません。

ここはある意味、仕方のないことかもしれません。このプレッシャーに対抗しようと思うなら、「6年目の給料に見合う」仕事をするしかないのです。

 

では、具体的にどうするか

Kameさんは、毎日いろいろな仕事に出会いますよね。それをどうやって自分のものにしようとしていますか?

分からないことはたとえ自分より年下の先輩でも、きちんと確認してから処置なりケアなりに挑む努力をしていますか?まずはここからだと思います。

Kameさんは、自分自身で「私には6年間の看護師経験がある」ことを、ほんの少しでも自分のプライドとして表面に出してはいませんか?確かに6年間の経験はプライドとして持つべきものです。でもそれを表面に出してはダメ。

難しいかもしれませんが、外科というある程度対応する範囲が決まった職場から、救急病棟というもっと広い範囲の疾患に対応する職場に転職したわけですから、今の職場ではある意味「新人」なんです。

ここをまずしっかりと自分のアタマに入れておきましょう。

 

毎日、全く見たことの検査や処置にあたるかもしれません。全く経験がないことでも、人員の関係で「やって!」と言われてしまうかもしれません。手をこまねいていれば患者さんの状態はより悪くなるでしょう。

これを乗り越えるには、今まで以上に勉強して、経験を積むしかないのです。

そんなのやっていけない!と思うでしょうか。もしそれで自分が立っていたれなくなりそうなら、思い切って自分に合う職場を探す=転職する、ということもあると思います。

 

いきなり転職に抵抗があるなら、異動はどうでしょう?

転職してきてすぐに移動願いを出すことは、その病院の中でも噂になるでしょうし、これで上手く外科病棟に異動できたとしても、今とあまり変わらない現実、ましてや同じ外科なら、もうプロとして見られるわけですし「6年目のプレッシャー」は今より大きくなるかもしれません。

そこで耐えられるかどうかだと思います。

「同じ外科なら!」と思うかもしれませんが、病院の規模や救命に対する立場が違えば、やはり患者さんの疾患も違うと思います。

分かりやすくいえば、以前の病院よりも「より高度な医療を必要とする」患者さんが多くいるのが、今の病院なのではありませんか?

それでも外科に対する思いが強いなら、”異動したい”ことを、しっかりと師長に訴えてみるのはどうでしょうか。

 

仕事が合う・合わないよりも大切なのは…

看護師だって人間です。仕事内容が合う・合わないということは誰にでもあります。その時にどうするかは、その人自身の考え方や、持っている性格などによって違っても良いのです。

「転職したばかりでもう一度転職なんて…」と思うかもしれませんが、逆に今のKameさんの職場に「合う」看護師だって、きっといるはずです。そこはその人たちに譲ることとして、KameさんはKameさんに合う職場を探しても良いと思います。

 

異動するか転職するか。

これを決めるのはKameさん自身ですが、きっとKameさんに合う職場はあると思います。出戻りだって良いのです。

大事なのは自分がこの先どんな看護師になりたいかです。

まずはそれを考え、その上で自分に合う職場探しをしてみてはいかがでしょうか。

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