心肺運動負荷試験の介助

心肺運動負荷試験の介助【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2014年10月7日
最終更新日:2018年09月25日
(変更日:2018年10月30日) ※

目的

  • 心肺運動負荷試験の介助について理解を深める

概要

  • 心疾患がある患者が、心負荷を最小限に抑え、安全に長時間の運動ができるための運動の強さを調べる検査である
  • 糖尿病や高血圧などによる運動療法や、心臓のリハビリテーションを行う際の運動処方の作成時、心不全の治療効果を判定するときなどにも用いられる

方法

  1. 患者の胸部に心電図の電極を装着し、顔に検査用のマスクを装着してもらう
  2. 自転車エルゴメーターに乗り、定期的に血圧を測定しながら一定時間漕いでもらう

アセスメント

  • 心電図をはじめ、不整脈や血圧変動の有無、心拍数の変化、連続呼気ガスなどを分析する
  • 分析結果を総合し、運動耐容能の把握、運動処方などの作成を行う
心筋梗塞、重症の不整脈出現、死亡のリスクが、およそ2万回に1回程度あるが、それ以上にメリットが大きい検査である

注意点

  • 検査を行う前に、極度の空腹状態は避け、食事は検査1時間前に済ませてもらう
  • 検査前には15分以上の安静時間が必要であり、検査中は深呼吸・会話・咳払いはしないよう十分に説明する
  • 検査は医師・検査技師が行うので、看護師は患者の観察などを十分に行う
  • 検査の目的や内容を説明し、苦痛や異常を感じたら教えてもらう様に説明する
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実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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