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50歳からの夜勤は可能ですか?

公開日:2014年9月8日
最終更新日:2014年9月8日
(変更日:2015年4月13日) ※

まさこさん (女性) からのお悩み

現在49歳ですが、17年准看護婦として、特養、ケアマ、デイサービスと勤務係長として、勤務してきました。

17年間で離婚したり、婦人科の手術をしたり、上司との関係もスムーズでなく、数年前から不安など体調が悪く、4月の移動で上司より思いもよらない事を言われ、ショックで抑うつ状態となり、受診後3月の療養休暇をとり退職しました。

20歳頃は個人病院で夜勤を10年位して、透析も4年間やっていました。

現在は体調も良くなり、これからの10年間は病院勤務したいと思っていますが、夜勤が心配で決断できません、50歳から夜勤はじめても大丈夫でしょか?

椿(ツバキ)からの回答

問題は年齢でなく、どれだけ自分に自信が持てるか、だと思いますよ

看護師・椿(つばき)

まさこさん、こんにちは。椿です。
回答が大変遅くなりまして申し訳ありません。

今回のお悩みは、「50歳から夜勤を始めても大丈夫か」ということですので、まさこさんのこれまでのご経験も含めて考えてみましょう。

まず、まさこさんのご経験ですが、

准看護師歴17年。
でも20歳頃に、すでに個人病院で勤務されていたようですので、そこから推測してみます。

18歳で准看護師資格を取得し、そのまま10年間病院勤務。
さらに4年間を透析施設で勤務し、その後17年間は高齢者施設などで勤務していた。
それから数か月の休養を経て、今再就職をしようと考えている。

ということで合っていますか?今回はこれを前提として考えてみますね。

 

まずいきなり結論になりますが「50歳からの夜勤が大丈夫かどうかは、その個人による」ということです。いくつかの例を挙げてみましょう。

私、椿の場合

私は現在40歳代前半ですが、私自身はこれから夜勤をやるのは、多分難しいです。

家庭の事情などもありますが、立ちっぱなし、動きっぱなしで徹夜するなんて、私自身の体力が持ちません。夜勤をするなら日中に休む(寝る)ことになりますが、椿家は小さな子どももいるので、日中に寝ることは結構むずかしいです。

実際、今の仕事では「気付けば朝」ということもありますが、それはあくまで「そういう日もあるさ」という範囲。週に2回夜勤するとか、ちょっと踏み込めない世界だなー、と個人的には考えています。だからこそ、夜勤もバリバリしているママナースの方々をとっても尊敬します。

椿母の場合

それから、とても身近な例で申し訳ないのですが、椿母は50歳を過ぎてから転職し(転居が一番の理由でしたが)、定年で退職するまで、月に4~6回の夜勤をやっていました。

確かに夜勤明けなどはフラフラしていたようですが、当時は私も家を出ていましたし、家には椿母&椿父の二人だけでしたので、必要な時に寝て、体力を温存することが出来たのだと思います。

知人Aさんの場合

私の知人のAさんは、33歳で一度看護師を辞め、40歳で復帰しましたが、「もう夜勤は無理」といって、日勤だけのクリニックで働いています。

勤続6年目になりましたでしょうか。「私はココでボスになるから良いの♪」と話してくれました。今さら夜勤のある病院勤務はしたくないそうです。

知人Bさんの場合

別の知人であるBさんは、就職してからずっと同じ病院に勤務しており、夜勤もバリバリこなすママさんナースです。

途中、20代から30代にかけて2回ほど産休・育休をとりましたが、育休が明けたあとは1年だけ外来勤務になり、その後は夜勤も当たり前のようにこなしています。

現在48歳、夜勤は病棟勤務なら当たり前、夜勤をするから昼間の休みがある、その平日昼間の休みを有効活用する、という非常にパワフルな人です。

実際、平日の空いていて安い時間帯に、スポーツクラブでリフレッシュ!などを楽しんでいます。

知人Cさんの場合

もう1人の知人であるCさんは、ちょっと悲しい結末が待っていました。

Cさんも就職してからずっと同じ中規模の総合病院に勤務していました。途中で産休・育休を2回取得し、その後2年くらいは日勤だけの勤務でしたが、2回目の育休後の2年間の後は、ずっと病棟勤務だったので月に5~6回の夜勤をこなしていました。

50歳を超え、自分の体力にもそろそろ限界を感じていたので、外来勤務を希望していたのですが、外来には育休明けのママさんナースが多く、なかなか空きも出ず…。

そもそもCさん自身がどこの病棟にいっても患者さんから「アンタに背中を拭いてもらうとほっとする」という癒しを与えるタイプだったため、救急病棟だけは勤務しませんでしたが、内科的な病棟を異動しながら定年を迎えました。

ところが、激務が続いていたため身体はすでにボロボロ。
Cさん自身も緊張の糸が切れたのかもしれませんが、退職後3ヵ月で勤務先だった病院に入院し、そのまま半年後には亡くなりました。

自分の体調管理が出来ていなかった、という見方もありますが、やはり自分で50歳の頃に感じた“限界”を超えてしまったのが原因だったのかもしれません。

 

いかがでしょう。中にはしばらく夜勤から離れていても、50歳以降で夜勤に復帰する人もいます。ずっと継続的に病院勤務で夜勤をしていても、身体がボロボロになってしまう人もいます。40歳くらいで夜勤しないと決める人もいます。これは本当に人それぞれなのです。

 

問題は年齢ではありません

ところで、まさこさんがこれからの10年、病院勤務をしたい理由はなんでしょう?

その希望を叶えるために必須となる夜勤に自信が持てないのであれば、あまりおススメはできません。今ここで躊躇しているのであれば、ちょっとしたことでくじけてしまうのではないか、と危惧してしまいます。

病院側も、面接などの際には必ず「夜勤もあるけど大丈夫か」については質問すると思います。そこで正々堂々と「大丈夫です!」と答えられなければ、多分同じ条件でも少しでも若い人を採用するかもしれません。

ですが、逆に自分の体力に自信をつければ、50歳からの夜勤も可能だと思います。椿母が良い例ですよね。

看護師はいくつになっても看護師です。50歳だから病院勤務への復帰は無理、ではないのです。問題なのは、自分にどれだけ自信が持てるのか、です。上手くいかなかったからといって、再び転職活動をすることはだんだんと難しくなるのも現実です。

 

まさこさんは確かに夜勤の経験もありますが、ご経験を振り返ると、夜勤のブランクは結構な年数なのだと思います。その点を踏まえ、まさこさんが本当はどうしたいのか、今一度考えてみて下さい。

それでもやはり病院勤務が良い!夜勤する!と考えたのなら、私自身は応援しますよ。

 

夜勤を乗り切るためのちょっとした工夫を紹介した記事もありますので、宜しければこちらもご覧ください。

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