手術室看護師がよく抱える悩みとは?

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手術室で働く看護師、いわゆるオペナースは看護師の花形!

自分のキャリアアップのために一度は経験しておきたいと考えている看護師さんも多いことでしょう。しかし手術室での仕事は看護師として高いレベルが求められるのも事実です。

手術室で働いている(働いた経験のある)看護師さんはどんな悩みを抱えているのでしょうか。

手術室看護師は覚えることが多い

手術室に一度でも勤務したことがあれば、その「覚えることの多さ」にまず辟易するかもしれません。とにかく最初の頃は、勉強に次ぐ勉強です。

手術室看護師の仕事は大きく、間接介助と直接介助に分かれます。

間接介助はまだ誰かの助けを借りることもできなくはありませんが、直接介助は手洗いをしてしまうと、手術終了時か休憩(交代)時しか清潔野から離れることができません(「手を降ろす」と表現します)。

つまりその間、マニュアルなどを見ることはほぼできませんので、自分が付く手術の内容、流れ、必要な器械、追加する可能性のある器械など、手術に必要な事柄を全て覚えておく必要があります。

例えば、整形外科の膝の全置換術。コッヘル・ペアンや鉗子類など、一般的な器械も100点以上は必要です。

さらに関節置換用の器械(多くの場合はその時だけのレンタル)は、片脚分で数百点に上ります。これらの使い道や実際の使用方法を、全て把握しておく必要があるのです。

また、手術の流れを把握し、次の操作は何か、自分が用意するものは何かなどを先読みして考える必要があります。

例えば、特定の血管や靭帯の結紮で使用する糸は何かもすべて覚えておき、前もって使えるようにしておかなくてはなりませんし、科によっての違いもあるので、覚えることは膨大です。

さらに、実際に付いた手術の内容や、自分の手技に関する反省点なども、その場で記録することが難しく、頭の中に入れておかなくてはならないので、振り返りをするのも結構大変なのです。

慣れない業務への対応は

新人から手術室勤務だとあまり感じないかもしれませんが(どこに配属されても分からないことばかりなので)、勤務異動で手術室勤務になると、かなりのカルチャーショックがるようです。

一番の理由は「病棟での勤務経験で培った知識や経験が役に立たない」という点。

全てが全く役に立たないわけではもちろんありませんが、それよりも新しく覚えることが膨大なため、自信を無くしてしまうことも多いようです。

それまでは基本的に、身体の外から見ていた患者さんの身体の中を見て仕事をするわけですから、当然かもしれません。

また、病棟や外来で行ってきた「ケア」が、手術室では「介助」になります。
もちろん看護師が独自に考えて行う「ケア」もありますが、基本的に医師の「介助」になる点も、カルチャーショックの要因かもしれません。

手術室看護の知識・経験の無さ

手術室でデキるナースになるためには、とても多くの知識と経験が必要です。逆に考えると、知識・経験の無さは患者さんの安全を脅かすことにもなります。

でも患者さんから見ると、新人でもベテランでも看護師は看護師。

ましてや手術室看護師は目しか出ていませんし、名札もいつも見えるとは限りません。看護師の人物像まで患者さんには伝わらないのです。

患者さんからすれば、手術=自分の命をかけること、でもありますので、ちょっとの失敗を笑って許す余裕はありませんよね。

だからこそ、知識・経験の豊富さが求められる部署でもあります。

手術室の勤務体制による疲労

病棟や外来の勤務体制は2交代や3交代ですが、手術室看護師は基本的に当直です。長い場合は朝から翌日の昼ごろまで、ずっと勤務中です。救急病院であればなおさらのこと。当直制では無かったとしても、医師のようにオンコール体制になっていることもあります。オンコールであれば、いつ緊急の呼び出しがあるか分かりませんので、お酒を飲むことも難しいですし、連絡が付かない、連絡が付いても一定時間以内に手術受け入れ準備ができないような場所に出かけることもできません。こういったことから、身体的・精神的疲労がたまりやすい部署なのかもしれません。

責任の重さに対する充実感

ここまでは手術室看護師の大変なことを挙げてきましたが、その分充実感が大きい仕事でもあります。ちょっとしたエピソードを見てみましょう。

手術室看護師 Aさんのエピソード

Aさんは新人から手術室に配属になり、7年間勤務しました。Aさんは元々器械いじりなどが好きな性格でしたし、Aさんが得意とするのは整形外科手術でした。

ある時、膝の全置換術につくことになりました。しかも両側一度に行う予定。4人のDrが手術に入り、合計数百点ある器械を2セット使用することになります。

手術が始まると、少し時間をずらして同じことを左右の下肢で行います。

整形外科の手術は感染にとても気を使いますし(骨が感染すると、多くの場合は元には戻らない)、高齢の方なら手術時間も短いに越したことはありません。

かなり大変な手術でしたが、的確に順番を間違えずに器械出しができ、医師からも、器械をレンタルしている医療機器メーカーの担当者からも「良くできたね」とお褒めの言葉を頂戴し、Aさんはとても大きな達成感を得たようです。

おわりに

いかがですか?手術室看護師は、学校の勉強で習う、あるいは病棟などの勤務経験で会得する「チームナーシング」とは少し感覚が違うと思います。

しかし大変な状況であればこそ、それを成し遂げた時の達成感は大きいとも言えます。

同じ看護師でもかなり特殊な仕事ともいえる手術室看護師。「清潔」という概念が最も重要視される職場でもあります。

その心得を一言で表すのは難しいのですが、最も大事なのは「患者さんが一番安全でいられる方法は何か」を常に考えていることかもしれません。

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