看護師の夜勤専従という働き方について

看護師という職業上、勤務先によっては夜勤がつきものですね。最近では2交代のところも増えていますが、一方で夜勤者を確保するのが難しい職場もあるようです。

今回はそんな時に大きな助っ人となる”夜勤専従看護師”について考えてみました。

夜勤専従看護師のメリット

1. 自分の時間がとりやすい

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夜勤専従ということは、基本的に夜勤のみです。
つまり、日中は自由に過ごすことが出来ますので、自分の時間がとりやすいのがメリットです。

例えば、普通に日勤&夜勤のシフトで勤務する場合は、日中に働いた後に仮眠などの休憩を取り、次の夜勤に備えておく必要があります。その結果、睡眠時間が短くなったり、不規則なリズムでの生活を余儀なくされるわけです。

その点、夜勤専従であれば、勤務のある日の日中は休むことになると思いますが、それ以外の日は日中の時間を有効に使えますし、ある程度規則的な生活をすることもできそうです。

例えば、スキルアップのために学校に行きたいとか、日中の他の仕事とのダブルワークを考えることもできるかもしれません。

2. 一般的な日勤の仕事よりも給料が高い

また、一般的な日勤のみの仕事よりも、お給料が高いという点もポイントです。

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やはり、夜勤のみであれば拘束時間が長くなりますし、急変などに少ない人数で対応できるだけの実力がないと難しいため、それを見越しての給与になるので、比較的高く設定されています。

一例をあげてみましょう。

常勤(日勤&夜勤)と夜勤専従を募集している ある病院の給与例

常勤の場合

  • 正看護師
    :基本給 22万円
    :夜勤手当 15,000円/回

夜勤専従の場合

  • 正看護師
    :夜勤手当 28,000円/回

となっています。

これを元に計算してみると…

常勤の場合

  • 月に5回の夜勤をした場合
    : 22万+1.5万×5=29.5万円

夜勤専従の場合

  • 週に3回、月に12回の夜勤のみをした場合
    : 2.8万×12=33.6万円

このように、夜勤専従の方が給与が高くなる場合があります。

 

この他、病院によっては夜勤専従でも1回あたりの夜勤手当が常勤より少ない代わりに、基本給が設定されていることもあります

その場合は賞与も同じように付くので、全体的な年収がとても高くなることがあるのです。

 

このあたりが、夜勤専従看護師の人気が高いポイントでしょうか。

夜勤専従看護師のデメリット

今度はデメリットを考えてみましょう。

  • 夜勤専従=いつも夜にだけ働く、ということなので、例えば小さなお子さんがいる場合は難しいかもしれません。
  • 日中の時間を有効活用…と考えていても、2交代なら特に実際の夜勤での拘束時間が長いので、翌日はぐったり…ということもあるかもしれません。
  • 人には体内時計というものがあり、日中は起きて夜は寝る、というのが自然な状態ともいえますので、こういった働き方が向かない人もいます。
  • 夜勤帯は元々のスタッフ数も少ないですし、日中よりも医師への連絡が取りにくい状況にあることがほとんどです。
  • 患者さんにとってメインともいえる検査や手術、処置なども、基本的には日中の時間帯に設定されますので、看護技術的にスキルを磨くのは難しいかもしれません。
  • 日中に大きな手術を受けた患者さんがいるとか、夜勤帯ギリギリ(あるいは夜勤帯になってから)いきなり術後の患者さんの状態管理を任されることもあります。そういった場合は、いきなりかなりのレベルのスキルを求められることもあります。
  • 非常に忙しい病棟であれば、日勤中に行うべき処置や観察などが、夜勤帯にずれ込んでくることもあります。
  • 申し送りの内容が漏れていたりすると、翌日まで引きずってしまうこともありますので、夜勤帯での業務内容がとっても多くなることもあります。

これらはホントにケースバイケースなので、何ともいえませんけどね。

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夜勤専従ナースになる人が抱える不安

夜勤専従ナースを目指す人が感じる不安やお悩みをあげてみました。

その1:夜勤専従だと福利厚生がない?

こればっかりは「勤務先によります」です。

夜勤専従でも基本給やボーナスがあって、病院の持つ福利厚生制度を使えることもあります

その場合は夜勤1回あたりの手当は比較的少なくなりますが、常勤で日勤&夜勤(夜勤回数が少ない)をするよりは、お給料が高くなることが多いようです。

しかし、派遣会社を通じて派遣されるとか、その病院にとって非常勤扱いになるような場合は、月当たりの給料が高く見えてもボーナスが無かったり、年収でみると(夜勤回数にもよりますが)お給料は安くなってしまうこともあります。

その2:夜勤専従で体力的に大丈夫か

これは「その人によります」です。

一般的には、20代でも夜勤専従の人はいますし、40代くらいでもいます。

20代であれば夜勤も体力的には大丈夫かもしれませんが、40代半ばでも夜勤専従をしている人は、ものすごく自分の体調管理が上手い人だと思います。

中には、準夜専門のパート勤務をこなし、仮眠をとってから日勤のクリニックへ仕事へ行く、という超パワフルな人もいます。

夜勤は日勤よりも、患者さんとゆっくり関わることが出来ますが、急変や緊急入院・緊急手術などにあたると、日勤よりも長い拘束時間で朝まで対応することになりますので、普通に常勤でいるよりも、体調管理に気を使う必要があるかもしれませんね。

その3:夜勤ばかりで精神的に辛くないか

これも「その人によります」です。

夜勤だけをしていると、煩わしい人間関係から遠ざかることができることもあります。日勤をしない分、日勤リーダーなど全体をまとめるような仕事をしないで済むこともメリットの1つでしょう。

その時に与えられた仕事をこなしていけばよい、と割り切っていれば、精神的なハードルも低くなるかもしれません

ただし、場合によっては夜勤リーダーを任されることもありますし、夜勤帯の少ないスタッフの中に仲の悪い人がいる場合は、かなり憂うつになる可能性もあります。

しかし、みんなが働いている昼間にのんびりお風呂に入るとか、スポーツジムで汗を流すとか、リラックスできる方法はたくさんあると思いますよ。

その4:自分のスキルで大丈夫か

夜勤専従…ということは、日中の患者さんの様子はカルテからしか分からないということです。もちろん申し送りもあると思いますが、ある程度予測をしながら仕事をする必要性はあります。

また急変・急患などの対応も、少ない人数でこなさなければならないので、かなりのスキルを要求されることは間違いないでしょう。

もし自分のスキルに自信が無いなら、夜勤専従はやめておくか、あるいは急患などの対応が少ない施設などを選ぶこともアリかもしれません。それでも夜間の急変はありますから、ある程度のスキルは必要ですけどね。

おわりに

いかがでしょうか。

夜勤専従って私自身は経験がないのですが、2年ほど夜勤専従をしていた知人によると「夜勤専従看護師は、ある程度腹を括れば誰でもできる。ただし一生やるものではない」そうです。

その知人は語学留学資金を貯めたい、という目的がありました。2年間で目的を達成したので辞めましたが、体力的には非常にきつかったといいます。留学から戻ってきた彼女はその後、外国人の多い街のクリニックで働いていますが「昼間だけの仕事って楽~」だそうです。

夜勤専従の看護師の仕事は、目的のために短期的にやってみる…というのがいいのかもしれませんね?!

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