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超高齢社会で看護師がレベルアップできる新たな道

公開日:2015年2月6日
最終更新日:2016年12月21日
(変更日:2016年12月21日) ※

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病院で5年、10年と経験を積んだ頃、看護師としての自信とともに、ステップアップをしたい、転職をして違う世界をみてみたいという思いはありませんか。

今回はその一つの選択肢として、高齢者に関わる看護の仕事はもちろん、高齢社会ビジネスの視点でも、今後期待される看護師の役割を4つ紹介しますよ!

1.暮らしを支える看護への道

訪問看護

訪問看護は、自宅で自分らしく最期を生き抜く看護を提供できます。高齢者施設あっても、欲しい安心は医療なのです。安心できる医療や看護の土台があるから、アクティビティを楽しめるのです。

医師もいない中、最初は不安ですが、自分で判断できる力がつきます。「わたしが傍にいます、大丈夫ですよ」と言える1人の看護師がいることで、安心できるのです。

ある程度の経験を積まれた方は、独立の道もありますよ。

ナーシングホーム

これだけ医療が高度化してくると、海外のナーシングホームのような機能が日本も登場するのではないでしょうか。

ホーム長は看護師で、必要な時に医師を雇い、チームを看護師がリードしていきます。高齢者住宅として経営している看護師もいますから、日本でも必要な施設になるでしょう。

2.超高齢社会を支えるコーディネーターへの道

チーム医療における調整役

今の時代は、それぞれの専門が担当するチーム医療の必要性が叫ばれていますが、対象者やご家族をもまとめ、調整する人が必要となります。

看護師は、24時間の生活を支える視点があるからこそ、その人に必要な全体像がとらえやすい職種だと思います。対象者やご家族の思いに寄り添い、時に代弁者にもなり、多職種の役割も理解できるため調整役に向いています。

人間関係を円滑にするコミュニケーションを学ぶことは必須ですが、相手の価値観を尊重するなど器の大きな人間になれるチャンスがあります。

3.教育改革への道

従来の常識や既成概念にとらわれず、新しい発想ができる教育者も必要です。

腰痛を当たり前にしない教育

平成25年6月18日厚生労働省は、19年ぶりに「職場における腰痛予防対策指針」を改訂しています。近年、高齢者介護など社会福祉施設での腰痛発生件数が大幅に増加している傾向にあるからです。実際より、腰痛の労災申請が数少ない中での増加ですから、潜在的な増加に警鐘を鳴らしていると考えられます。

腰痛の原因は【持ち上げること】と【持続する不良姿勢】と言われています。
約20年前にイギリスの看護師も腰痛に悩み、ボディメカニクスをトレーニングしました。しかし、それでも腰痛は改善しないことに気づき、持ち上げ禁止とする法律ができたりや持ち上げる際にはリフトなどの機器を使用するトレーニングに変わったのです。

看護師はプロ意識も強く、奉仕の精神教育から、腰痛は当たり前、あるいはあきらめたりしています。(福祉施設の職員と同様の問題があると思います)
しかし、自分の身体を犠牲にして人を持ち上げる義務はなかったのです。

さらに、私たちが無理に持ち上げることで、患者に筋緊張を与えて拘縮をつくり、引きずることで褥瘡をつくっていたこともわかりました。リフトを使用することでなくなったからです。

ボディメカニクスの教育を変える教育者が必要です。

4.高齢者ビジネスの情報提供や開発支援への道

国家も成長戦略としてロボットビジネスの時代です。腰痛予防については先行している海外の事例から学び、高齢者ビジネスにもつながる情報提供や開発支援という新しい役割があります。

支援機器・支援ロボット共同開発への道

オランダでは救急車で搬送するところからリフトを使うことが義務化され、福祉大国のスウェーデンでは100%支援機器を使っています。先進国の中で、日本はかなり遅れているといえます。

高齢者を支える福祉施設での腰痛を減らすためには、病気が発生する第一段階である急性期から、福祉用具のリフトを使う必要があったのです。病院で使用していなければ、福祉施設や在宅に情報は届きません。そのため使用するという情報を知りませんでした。

日本にある支援機器は海外製がほとんどです。技術は日本にあるのですが、売れないからつくらないのです。量産ができないため価格も上がります。海外製は機器が大型であり、日本の家屋にはなじまないところがあります。

日本人の体形にも合う、小型化の支援機器が今後は必要でしょう。

おわりに

1~4で紹介した役割はほんの一例です。自分の理想の看護ができる場所は病院以外にも、きっとまだまだあると思いますよ!

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