呼吸器疾患患者への呼吸リハビリテーションの概要

呼吸器疾患患者への呼吸リハビリテーションの概要【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 呼吸リハビリテーションについて理解を深め、適切なケアを行う

呼吸リハビリテーションとは

呼吸リハビリテーションを行う目的

  • 呼吸困難の軽減
  • 健康に関連するQOLとADLの向上
  • 運動耐容能の改善、維持

呼吸リハビリテーションの対象

  • 呼吸器疾患によって生じた障害のある患者

具体的な項目

  • 患者教育(環境因子の改善および禁煙指導、疾患に関する指導)
  • 酸素療法
  • 呼吸理学療法
  • 運動療法
  • 薬物療法
  • 栄養療法  など

 看護師の役割

  • 患者が、可能な限り呼吸や全身的な機能を維持、あるいは回復させ、自立できるように支援する
  • 医師や看護師だけではなく、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカー、作業療法士、薬剤師、保健師など、それぞれの専門性をもったチームで連携を取り、患者を支援する

プロセス

  • 呼吸リハビリテーションは、個々の患者の状態にあわせ、個別的にプログラムを作成する
  • 作成されたプログラムに従って実践し、継続性を維持できるよう、定期的に再評価を行う
  • プログラムの評価:
    • 身体的評価
    • 患者自身の記憶力や理解力
    • 病識やモチベーション
    • 自己管理能力
    • 労働状況や生活状況など、その時点で患者を取り巻く環境  など

具体的な流れ

個別プログラムの作成

  • 患者の病態、理解度、病識、モチベーション、その時点での運動能力、自己管理能力、環境に対する評価を行う
  • 個々の状況に合わせた長期目標、短期目標を立案する
  • 医師などにより、リハビリテーション処方がなされる
  • リハビリテーション実施計画書を作成する
  • 患者自身による、非監視下での運動などの行動計画=アクションプランを作成する

実践

  • 患者の体調やコンディションの確認、調整を行う
  • セルフマネジメント教育を行う
  •  運動療法の実施
    • 全身の持久力、および筋力の維持・向上に対するトレーニング
  • アクションプランの実施
  • ADLトレーニングの実施
  • 行動変容に対する支援
  • 社会への参加

再評価

再評価を定期的に行い、必要に応じて個別プログラムを修正することで、リハビリテーションの継続性を維持する

病期に対するプログラム構成の例

急性期、回復期

  • 重症度が高くなるほど、コンディションの改善、維持に対するプログラムの割合が増える
  • 人工呼吸器を使用するような重症例では、排痰支援、呼吸練習、ベッド上での四肢の運動(自動・他動を含む)などを中心に行う
  • 重症度が軽くなるほど、ADLトレーニングや、運動療法(全身の持久力や筋力の維持・向上)の占める割合が増える
  • 患者の状態に合わせ、早期離床に向けた援助として、起居や移乗動作の練習も組み込む

安定期

  • 重症度が高くなるほど、コンディションの改善、維持に対するプログラムの割合が増えるが、同時にADLトレーニングも組み込む
  • 軽症の場合は、運動療法に対する割合を高め、負荷を高めた運動療法を行う

術後の回復期

  • 対象となるのは、胸部、腹部、咽頭頚部などの術後患者
  • 重症度が高くなるほど、コンディションの改善、維持のために、深呼吸の練習、排痰などのコンディションの改善に関するプログラムの割合が増える
    • 安静度の制限、疼痛などの状況に合わせて行う
  • 軽症になるほど、離床を積極的にすすめ、全身持久力や筋力の維持・向上につながる運動療法を中心にすすめていく
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