レビー小体型認知症の基礎知識

レビー小体型認知症の基礎知識【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • レビー小体型認知症の基礎知識について理解を深め、適切なケアを行う

患者割合

  • レビー小体型認知症は全体の10~20%を占めるが、脳血管認知症との混合型を入れると、レビー小体の病理組織が存在すると予測される患者は全体の20%を超えるともいわれる

病態生理

  • レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症やパーキンソン病と同様に脳内にある神経伝達物質が減ることによって生じる
  • レビー小体型認知症は、アセチルコリンとドーパミンの両方が減少する
  • ドーパミンの減少がリスクとなるパーキンソン病と、非常に良く似た症状がみられることがある
  • パーキンソン病では、レビー小体と呼ばれる特殊な物質が脳幹に現れるが、レビー小体型認知症の場合は脳幹のみならず大脳皮質全体に現れるため、パーキンソン症状を伴った認知症として進行していく
レビー小体型認知症とパーキンソン病は類似しているが、薬剤に対する感受性が大きく異なるのでパーキンソン病と同様の治療を行うと、症状が悪化することがある
  • パーキンソン病に使用する治療薬の代表的なものとして、L-ドーパがあるが、レビー小体型認知症に用いた場合、幻視などみられ、行動・心理症状が悪化する
  • レビー小体型認知症の場合、薬剤過敏性があるため、正確な診断がなされたとしても、治療は困難となる
  • 3大症状は認知機能低下、歩行障害、うつ状態
  • 全ての症状が揃っている典型的なレビー小体型認知症の場合、完治は難しい
  • 投薬の内容によっては、悪循環を生じることがある
    • 認知機能の改善目的でアリセプトを通常量を用いる → 歩行状態が悪化
    • 歩行を改善する目的でパーキンソン病治療薬を用いる → 幻視が強くなる
    • うつ状態の改善目的で抗うつ薬を使用する → 認知機能が悪化
  • レビー小体型認知症は薬物に弱い分、少量の内服薬で劇的に改善する可能性もある
低用量の処方を上手にコントロールしながら行うことができれば、治療しやすい認知症に変化することもあるため、まずはレビー小体型認知症を正確に診断することが重要

特徴的な症状

  • 3大症状
    • 幻視などの認知症
    • パーキンソン症状(小刻み歩行など)
    • うつ状態
これらの3大症状は必ずしも初めから揃っているわけではなく、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病、うつ病と誤診されるケースも多い
  • 立位時に猫背となり、左右どちらかに傾いていることもある
  • 腕は前方で固まっている
  • 意識レベルが低下し、傾眠がちである
  • 相手と目を合わせず、表情が暗い
  • 幻視があり、実際には存在していない虫や小動物、子供などが部屋の中にいると訴えることもある
  • 薬剤過敏性があるため、市販の風邪薬などが効きすぎて、寝込んでしまうこともある
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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