前頭側頭型認知症(ピック病含む)がたどる経過

前頭側頭型認知症(ピック病含む)がたどる経過【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 前頭側頭型認知症がたどる経過について理解を深め、適切なケアを行う

概要

  • 男女比は差がほとんどないが、アルツハイマー型認知症と比較すると男性に多い傾向にある
  • 症状が多岐に渡ることが多く、誤診も多い

誤診のパターン

正常と誤診される

  • 脳萎縮がほとんど見られず、知能検査の点数も問題がない場合は、ピック病が原因で万引きをしたとしても、認知症には見られないケースがある

うつ病と誤診される

  • 自発性の低下や自分自身あるいは周囲に対して無関心になるなどの症状が出るケースがある
  • 人格障害や統合失調症と誤診される
  • 正常な理性を保つことが難しくなり(脱抑制)、反社会的行動が顕著になるケースがある

アルツハイマー型認知症と誤診される

  • 人の顔がわからなくなったり、言葉の意味が理解できないなどの症状がある場合、意味性認知症とは診断されず、物忘れと捉えられるケースがある

ケアのポイント

なじみ深い関係づくりをする

  • 初期の段階の場合はまだ短期記憶が保たれている
  • 医療者や介護者は、信頼されやすい態度で接し、友好関係を築く

行動の先読みをする

  • 集団行動がとれなくなる
  • 立ち去り行為などの症状が現れた時のために、興味・関心を引くものを用意しておく
言葉や力づくでの制止は逆効果である

入浴の習慣をつける

  • 自分自身の身だしなみに関心を示さなくなる
  • 症状の進行に伴い、入浴拒否が認められる場合がある
  • 早期の段階から定期的に入浴する習慣をつける

できることを繰り返し行ってもらう

  • 空間把握、道具の操作、身体を動かす運動、知覚を刺激するような遊びが比較的得意
  • 園芸や写真撮影、編み物、パズルなど、本人が興味を引くものを勧めると落ち着く場合がある

生活習慣の妨害をしない

  • いつもと違う生活様式になっている場合、混乱して暴れることがある
  • 可能か限り、同じ生活習慣・場面を、保つことができるように気を配る

新しい常同行動を作る

  • 同一行為を何度も繰り返す「常同行動」が顕著に見られる
  • 本人が嫌がらない内容で、好ましい生活習慣づけをするよう関わるのも良い

摂食障害には根気強く対応する

  • 異常に食欲を示す場合もあるが、多くの場合は食欲が低下し、介助しても食べなくなる
  • 専門家などの力を借りたり、好物を取り入れるなど、食べる意欲を取り戻してもらえるような関わりをする

言語能力の維持に努める

  • 症状が進行すると、言葉の意味がわからなくなる
  • 脳血管障害の失語症に対しての言語訓練は効果が薄いため、現状を維持するよう努める
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
また、本コンテンツの情報により発生したトラブル、損害、不測の事態などについて、当社は一切の責任を負いかねますので、予めご了承いただきますようお願いいたします。
「いまさら聞けない看護技術」の最新情報をチェックしよう

当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!

公式Twitterアカウント
ナースの転職サイト比較ランキング ベスト5

ナースハッピーライフ管理人が考える、一番おすすめの転職サイトをご紹介します。
「そろそろ転職かも・・・」とお考えのあなた、下記の転職サポートサービスを利用することをオススメいたします。

看護roo!(カンゴルー)
関東・関西・東海エリア専門
詳細はコチラ
看護のお仕事
求人数は業界トップクラス
詳細はコチラ
マイナビ看護師
全国の求人ならこちらもオススメ
詳細はコチラ
4位 ナースフル 詳細はコチラ
5位 ナース人材バンク 詳細はコチラ

もっと詳しく知りたい方は、「ナースの転職サイト比較ランキングBest5」をご覧になり、自分にあった転職サイトを探してみてください!