COPDの基礎知識 7 COPDの検査・診断・病期

COPDの基礎知識 7 COPDの検査・診断・病期【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • COPDの検査・診断・病期について理解を深め、適切なケアを行う
  • COPDの診断に必要な検査には、以下のようなものがある
    • 胸部X線撮影
    • 胸部CT
    • 呼吸機能検査
    • 動脈血ガス   など

胸部X線撮影

  • X線撮影の画像より、以下の所見について確認を行う
    • 横隔膜が平坦化しているか
    • 肺野の透過性が亢進しているか
    • 滴状心により心胸郭比が減少していないか
    • 肺野末梢血管影が狭小化しているか
    • 胸骨後腔、肋間腔、心臓後腔が拡大しているか

胸部CT

  • 線撮影の画像より、以下の所見について確認を行う
    • 気道壁が肥厚しているか
    • 病態が進展しているか
    • 気腫性病変があるか(ある場合はその分布)
    • 気道内腔が狭小化しているか

呼吸機能検査

スパイログラム

  • 拘束性換気障害のとき:%肺活量(%VC)80%未満
  • 閉塞性換気障害のとき:1秒率(FEV1%)70%未満

肺気量分画

  • 最大吸気量(IC)、肺活量(VC)が減少する
  • 残気量(RV)、機能的残気量(FRC)、全肺気量(TLC)が増加する

拡散能障害

  • 一酸化炭素(CO)肺拡散能(DLco)が減少する(%DLco80%未満)

フローボリューム曲線

  • 最大呼気速度(Vmax)の低下がみられる
  • 呼気時の気流速度の低下がみられる

静肺コンプライアンス

  • 圧量曲線が左上方へ偏位する

動脈血ガス

  • 高二酸化炭素血症や、低酸素血症の有無と程度を確認する

その他

血液・喀痰・呼気検査

  • CRP(C反応性蛋白)など炎症反応物質上昇の有無
  • 気道炎症の評価

呼吸筋機能検査

  • 治療効果に関する評価、疾患の予後や重症度

睡眠時検査

  • 低換気により高二酸化炭素血症を伴う低酸素血症の有無、程度の評価
  • 呼吸筋力低下や呼吸筋疲労の評価

心肺運動負荷

  • 運動制限因子や運動耐容能の評価

肺性心と肺高血圧症の評価

  • 胸部X線写真、心電図、心エコー、身体所見、バイオマーカーなどによる評価
  • 肺動脈圧上昇の有無

診断基準

  • COPD以外の気流閉塞をきたしうる疾患を除く(除外診断)
  • 気管支拡張剤投与後に施行するスパイロメトリーで、FEV1/FVC<70% という条件を満たしていること

病期分類

Ⅰ期:軽度

  • FEV1/FVC<70%
  • %FEV1≧80%

Ⅱ期:中等度

  • FEV1/FVC<70%
  • 50%≦%FEV1<80%

Ⅲ期:高度

  • FEV1/FVC<70%
  • 30%≦%FEV1<50%

Ⅳ期:極めて高度

  • FEV1/FVC<70%
  • 慢性呼吸不全を合併しており、なおかつ%FEV1<30%もしくは%FEV1<50%
  • 気流閉塞の程度により対標準1秒率(%FEV1)を用いてⅠ~Ⅳ期に分類される
COPDの確定診断で一番重要となるのは
 スパイロメトリーの検査結果 FEV1/FVC<70% 
を満たすことであるといわれている
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