肺炎の基礎 3 細菌性肺炎と非定型肺炎の違い

肺炎の基礎 3 細菌性肺炎と非定型肺炎の違い【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2015年10月15日
最終更新日:2018年09月25日
(変更日:2018年11月15日) ※

目的

  • 細菌性肺炎と非定型肺炎の違いについて理解を深め、適切なケアを行う

細菌性肺炎の特徴

主な病原微生物

  • インフルエンザ菌
  • 肺炎球菌
  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など

症状

  • 発熱
  • 悪寒
  • 咳嗽
  • 膿性痰

胸部レントゲン所見

  • 肺胞性陰影が確認される

一般検査

  • 白血球増加が認められる

基本の治療薬

  • セフェム系(肺炎球菌に対して活性があるもの)
  • ペニシリン(β-ラクタマーゼ阻害薬配合)
  • バンコマイシンなどの抗MRSA薬

非定型肺炎の特徴

主な病原微生物

  • クラミジア
  • ウィルス
  • マイコプラズマ
  • レジオレラ
  • 真菌
  • 寄生虫 など

症状

  • 乾性咳嗽(コンコン)

胸部レントゲン所見

  • 肺胞性陰影
  • 間質性陰影
さまざまな陰影が現れるのが特徴である

一般検査

  • 白血球は正常値または上昇する
  • ASTとALTが高値となる

基本の治療薬

  • マクロライド系
  • ニューキロノン系
  • テトラサイクリン系

アセスメント

  • 細菌性肺炎と非定型肺炎の違いについて理解ができているか
  • 症状や所見など、それぞれの違いについて理解できているか
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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