肺炎の基礎 4 肺炎の発症場所による分類

肺炎の基礎 4 肺炎の発症場所による分類【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2015年10月19日
最終更新日:2018年05月06日
(変更日:2015年10月13日) ※

目的

  • 肺炎の発症場所による分類について理解を深め、適切なケアを行う
肺炎の発症場所による分類は、市中肺炎と院内肺炎に分類されていたが、近年、新たに医療・介護関連肺炎も加わっている

市中肺炎(CAP)

  • 上気道のウイルス感染が引き金で生じるケースが多い
  • 医療施設以外の場所で日常生活を送っていた人が発症した肺炎である
  • 入院後、2日以内の肺炎も該当する

原因微生物

  • 肺炎球菌、インフルエンザ菌、マイコプラズマ、クラミジアの順に多い

院内肺炎(HAP)

  • 背景に基礎疾患をもつ患者が発症することが多い
  • 易感染状態の患者に多く発症する
  • 入院後48時間以降に、新たな肺炎を発症する

原因微生物

  • 黄色ブドウ球菌(MRSA、MSSA)、緑膿菌、クレブシエラ、真菌 の順に多い

医療・介護関連肺炎(NHCAP)

  • 耐性菌検出率および致命率においては院内肺炎と市中肺炎の中間的な位置づけである
  • 病院や施設で医療・介護ケアを受けている患者に発症する

高齢者の場合、誤嚥性肺炎が多い

2011年から新たに医療・介護関連肺炎の診療ガイドラインが作成されている

原因微生物

  • 肺炎球菌、黄色ブドウ球菌(MRSA、MSSA)、インフルエンザ菌、緑膿菌、嫌気性菌、クレブシエラ

アセスメント

  • 発生場所による違いを理解しているか
  • 市中肺炎・院内肺炎・医療・介護関連肺炎の特徴を理解しているか
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実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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