肺炎の基礎 12 誤嚥性肺炎

肺炎の基礎 12 誤嚥性肺炎【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 誤嚥性肺炎について理解を深め、適切なケアを行う

誤嚥性肺炎の定義

  • 食物の摂取や逆流した胃内容物の誤嚥により起こる 
  • 唾液や胃液に含まれている細菌が気道や肺胞に流入し、炎症をきたす ←「肺」ではなく「気道や肺胞」です、大義では「肺」ですが、ここは「肺胞」という文字が必要
  • 再発を繰り返しやすい

顕性誤嚥

  • 摂食・嚥下時にみられる”むせ”のこと
  • 誤嚥性肺炎を引き起こすことは稀である

不顕性誤嚥

  • 夜間など鼻腔・咽頭腔・歯周からの分泌物を誤嚥する
  • 不顕性誤嚥は自覚がないのが特徴である
    高齢者が起こす肺炎のほとんどは不顕性肺炎である

誤嚥性肺炎の病態生理

  • 加齢による嚥下機能の低下、脳卒中、認知症、神経変性疾患などの基礎疾患を有する場合に起こりやすい
  • 嚥下反射や咳嗽反射の低下と共に、粘液線毛運動の障害が起こる
  • 誤嚥のリスクが高いだけでなく、誤嚥により気道に流入した異物を自力で排除することが困難となる
  • その結果、肺胞や気道で細菌感染が生じ、肺炎を発症する

検査・診断・治療

検査

  • 胸部レントゲンで肺の背側に陰影を認める場合、不顕性誤嚥によって生じる肺炎の可能性がある

診断

  • 肺の炎症所見と、嚥下障害の有無により診断される

治療

  • 誤嚥性肺炎は、基本的に起炎菌の特定が困難である
  • エンピリック治療として、クリンダマイシン、カルバペネム系、β-ラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリンなど嫌気性菌に有効な抗菌薬を投与する
  • 口腔、咽頭分泌物あるいは胃液中に含まれている常在菌による感染、薬剤耐性菌感染(緑膿菌など)にも考慮した抗菌剤の選択を行う

予防策

  • 口腔ケアの励行
  • 嚥下訓練
  • 頭位の挙上
  • 歯科治療
  • 栄養改善
  • 脱水対策
  • 嚥下障害を改善させる薬剤の使用(シロスタゾール、ACE阻害薬など)
予防策を講じる場合、誤嚥が起こりにくくなるためのアプローチと肺炎を起こさないためのアプローチが必要である

アセスメント

  • 誤嚥性肺炎とは何かを理解しているか
  • 検査・診断・治療について理解しているか
  • 誤嚥性肺炎の予防法は何かを理解しているか
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