肺炎の基礎 21 サイトメガロウイルス肺炎

肺炎の基礎 21 サイトメガロウイルス肺炎【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • サイトメガロウイルス肺炎について理解を深め、適切なケアを行う

サイトメガロウイルス肺炎の特徴

  • 日本人(成人)のほとんどがサイトメガロウイルス(CMV)の抗体を持っている
  • 多くが不顕性感染だが、まれに顕性感染を起こすことがある
  • 免疫力が極度に低下している場合、体内のCMVが活性化し(回帰感染)、肺炎や肝炎などの重篤な感染症を引き起こす危険がある
  • 悪性腫瘍、HIV、免疫抑制剤投与、ステロイドの長期使用の患者に好発する
  • AIDS患者の場合、CMV結膜炎、CMV腸炎の合併症が多く見られる

感染時期と症状

感染時期

  • 新生児期、乳児期に母乳からの感染が多い
  • 経胎盤感染で、出生前から感染することもある
  • 成人では免疫不全時に多い

症状

  • 発熱
  • 咳嗽
  • 呼吸困難

出生前

  • 先天性巨細胞封入体症
    • 精神発達遅滞
    • 小頭症
    • 脳内石灰化
    • 子宮内発育遅延
    • 肝脾腫など

出産時

  • 肝炎
  • 肺炎

新生児期・乳児期以降

  • 母乳感染:肺炎
  • 回帰感染:脳炎、肺炎、肝炎、網膜炎、腸炎など
  • 輸血・性交・唾液感染:サイトメガロウイルス単核症
母体から抗体が移行するため、不顕性感染であることが多い

診断

  • 肺生検や喀痰細胞診で巨細胞(核内封入体がある)が認められる
  • 胸部レントゲンにて両肺にすりガラス様陰影が広範囲にみられる

確定診断

  • PCR法にてウイルスDNAの検出
  • 気管支肺胞洗浄液などによるウイルスの分離

治療方針

  • ガンシクロビル、バルガンシクロビルなど抗ウイルス薬の投与
  • 抗ウイルス薬は予防にも用いられる
  • 抗ウイルス薬に耐性がある場合は、ホスカルネットを使用する
    ホスカルネット使用時は腎毒性に十分注意する

アセスメント

  • サイトメガロウイルス肺炎の病態について理解しているか
  • 感染時期による症状(病態)の違いを理解しているか
  • 免疫機能低下の可能性や、重症化しやすい状況を把握できているか
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