輸血の基礎 4 血液製剤の種類 詳細

輸血の基礎 4 血液製剤の種類 詳細【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 血液製剤の種類に関する詳細について理解を深め、適切なケアを行う

血液製剤は大きく4つ

  • 輸血用血液製剤は
  • 全血製剤
  • 成分製剤
    • 遠心分離器にかけられた血液を赤血球、血小板および血漿に分離し、調整されたもの
  • 成分採血由来製剤
    • 供血の時点から、必要成分(血小板あるいは血漿)のみを採取し、調整されたもの
    • 高単位成分製剤である  に分類される
全血製剤は現在、ほとんど使用されていない

ここにチェックボックスで「4つ目として、全血もあるけどいまは使われない」ことを明記

赤血球製剤

目的

  • 赤血球の補充
  • 赤血球の機能低下による酸素欠乏の改善

適応

  • 貧血や出血などが原因で、赤血球が不足している場合
  • 赤血球の機能が廃絶している場合

赤血球液-LR「日赤」

  • 白血球および血漿の大部分を除去した後、赤血球保存用添加液(MAP液)をそれぞれ加えた製剤
    • RBC-LR-1(血液200mlに由来する赤血球)
    • RBC-LR-2(血液400mlに由来する赤血球) の2種類がある

保存温度

  • 2~6℃

有効期間

  • 血液採取後21日間以内

照射赤血球液-LR「日赤」

  • GVHD予防目的で放射線を15Gy以上50Gy以下で赤血球液に照射した製剤
    • Ir-RBC-LR-1(血液200mlに由来する赤血球)
    • Ir-RBC-LR-2(血液400mlに由来する赤血球) の2種類がある

保存温度

  • 2~6℃

有効期間

  • 血液採取後21日間以内

洗浄赤血球液-LR「日赤」

  • 白血球および血漿の大部分を除去し、生理食塩液で赤血球層を洗浄後、新たに生理食塩液を加えた製剤
    • WRC-LR-1(血液200mlに由来する赤血球)
    • WRC-LR-2(血液400mlに由来する赤血球) の2種類がある

保存温度

  • 2~6℃

有効期間

  • 製造後48時間以内

照射洗浄赤血球液-LR「日赤」

  • GVHD予防目的で放射線を15Gy以上50Gy以下で洗浄赤血球液に照射した製剤
    • Ir-WRC-LR-1(血液200mlに由来する赤血球)
    • Ir-WRC-LR-2(血液400mlに由来する赤血球) の2種類がある

保存温度

  • 2~6℃

有効期間

  • 製造後48時間以内

解凍赤血球液-LR「日赤」

  • 白血球及び血漿の大部分を除去した赤血球層に凍害保護液を加え、凍結保存されている
  • 凍結保存したものを解凍後、凍害保護液を洗浄除去し、赤血球保存用添加液(MAP
    液)をそれぞれ混和した製剤

    • FTRC-LR-1(血液200mlに由来する赤血球)
    • FTRC-LR-2(血液400mlに由来する赤血球) の2種類がある

保存温度

  • 2~6℃

有効期間

  • 製造後4日間以内

照射解凍赤血球液-LR「日赤」

  • GVHD予防目的のため、放射線を15Gy以上50Gy以下の範囲で照射解凍赤血球液に照射した製剤
    • Ir-FTRC-LR-1(血液200mlに由来する赤血球)
    • Ir-FTRC-LR-2(血液400mlに由来する赤血球) の2種類がある

保存温度

  • 2~6℃

有効期間

  • 製造後4日間以内

血小板製剤

目的

  • 血小板数の正常化
  • 血小板の機能改善
  • 止血
  • 出血予防

適応

  • 血小板数の減少あるいは機能低下 がある場合
  • 血小板の機能異常による出血または出血傾向がある場合

濃厚血小板-LR「日赤」

  • 血漿に浮遊している血小板で、血液成分採血によって白血球の大部分を除去して採取した製剤
    • PC-LR-1(1単位 約20ml)
    • PC-LR-2(2単位 約40ml)
    • PC-LR-5(5単位 約100ml)
    • PC-LR-10(10単位 約200ml)
    • PC-LR-15(15単位 約250mL)
    • PC-LR-20(20単位 約250mL ) の6種類がある

保存温度

  • 20~24℃ 要振盪

有効期限

  • 血液採取後4日以内

照射濃厚血小板-LR「日赤」

  • GVHD予防目的のため、放射線を15Gy以上50Gy以下の範囲で照射濃厚血小板液に照射した製剤
    • Ir-PC-LR-1(1単位 約20ml)
    • Ir-PC-LR-2(2単位 約40ml)
    • Ir-PC-LR-5(5単位 約100ml)
    • Ir-PC-LR-10(10単位 約200ml)
    • Ir-PC-LR-15(15単位 約250ml)
    • Ir-PC-LR-20(20単位 約250ml ) の6種類がある

保存温度

  • 20~24℃ 要振盪

有効期限

  • 血液採取後4日間以内

濃厚血小板HLA-LR「日赤」

  • 血漿に浮遊した血小板で、患者のHLA型に適合する献血者から血液成分採血によって白血球の大部分を除去して採取した製剤
  • 血小板減少症を伴う疾患があり、抗HLA抗体を有するため通常の血小板製剤では効果が認められない場合に使用する
  • 供血者は受血者とHLA型が適合した場合にのみ使用される
    • PC-HLA-LR-10(10単位 約200ml)
    • PC-HLA-LR-15(15単位 約250ml)
    • PC-HLA-LR-20(20単位 約250ml)の3種類がある

保存温度

  • 20~24℃ 要振盪

有効期限

  • 血液採取後4日間以内  ←ホント?添付文書を参照

適応

  • 血小板減少症を伴う疾患があり、抗HLA抗体を有する場合
  • 通常の血小板製剤では効果が認められない場合

照射濃厚血小板HLA-LR「日赤」

  • GVHD予防目的のため、放射線を15Gy以上50Gy以下の範囲で濃厚血小板液HLA-LRに照射した製剤
    • Ir-PC-HLA-LR-10(10単位 約200ml)
    • Ir-PC-HLA-LR-15(15単位 約250ml)
    • Ir-PC-HLA-LR-20(20単位 約250ml)の3種類がある

保存温度

  • 20~24℃ 要振盪

有効期限

  • 血液採取後72時間以内

血漿製剤

目的

  • 不足している血液凝固因子の補充
  • 複合性凝固障害による出血、出血傾向の改善

適応

  • 複合性凝固障害により、出血、出血傾向のある患者もしくは手術を行う場合
  • 血液凝固因子の減少症または欠乏症における出血時で、特定の血液凝固因子製剤がないかまたは血液凝固因子が特定できない場合

新鮮凍結血漿-LR「日赤」

  • 白血球の大部分を除去した後、分離した新鮮な血漿を凍結したもの
  • FFP-LR120(血液200ml相当に由来する血漿)
  • FFP-LR240(血液400ml相当に由来する血漿)
  • FFP-LR480(480ml)の3種類がある

保存温度

  • -20℃以下

有効期限

  • 血液採取後1年以内
使用時は解凍し、3時間以内に輸注する
汚染防止のため、使用時はビニール袋を用いて解凍し、3時間以内に輸注する
蛋白質の熱変性や凝固因子活性の低下が起こるため、急激な解凍は避ける
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