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レッドリボン

レッドリボン【いまさら聞けない看護用語・略語】
公開日:2012年6月18日
最終更新日:2012年6月18日
(変更日:2013年4月13日) ※

用語解説

用語の読み

れっどりぼん

用語の意味

レッドリボンとはアウェアネス・リボン(輪状におられた一本のリボン、またはそのイラスト)の一つで、もともとはヨーロッパで古くから伝わる風習として知られていました。当時のレッドリボンは事故や病気で命を落としてしまった人達への追悼の意を表すことでしたが、1980年代の終わりにアメリカでエイズが社会問題化したことをきっかけに、エイズ患者への理解を示すためにレッドリボンをシンボルマークとした様々な運動が始まりました。この背景にはアメリカの音楽・演劇界で活躍するアーティスト達の間にもHIV感染・エイズ発症が広がったということがあり、そのような仲間への理解と支援の輪を広げるという意味でレッドリボン運動は盛んに行われるようになりました。

この運動はアメリカだけではなく、世界中でこの考えに賛同する人々の間に広がり、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークとしても用いられています。またこのマークには著作権などによる使用制限は一切なく、サイズやデザインなどを自由にアレンジして用いることが許されています。また、日本におけるレッドリボン運動は昭和62年6月に設立された公益財団法人エイズ予防財団が中心となって展開されており、ここに寄付をすることでレッドリボンをモチーフとしたピンバッチやステッカー・マグネットなどのグッズが渡されます。

HIV感染者やエイズ患者はサハラ砂漠以南のアフリカを中心にその数が多く、深刻な問題となっていますが、「感染予防・啓発の普及」「強力な抗HIV療法(HAART:Highly Active Antiretroviral Therapy)の普及」などにより、新規のHIV発症者数・エイズ発症者数が減少傾向を見せ始めました。しかし、日本における新規のHIV発症者数・エイズ発症者数は増加傾向にあり、先進国でありながら我が国は世界的な動きから取り残されています。その大きな理由として「エイズに対する無知・無関心」「恐怖心による受検拒否」「差別・偏見」などが考えられており、自分がHIV感染者であるということを知らないままに性交渉を持っている人がたくさんいることが問題視されています。HIVの感染予防に対する知識はもちろん、HIVに感染してしまった時に早期に適切な対処をすることでエイズの発症を遅らせることが出来るということを知らない人が多いため、このような事態を引き起こしているのです。

この状況を打開するため、国内でのさらなる啓発・普及イベントを行うことが必要とされていています。特に複数の異性との性交渉が盛んな若い世代に対しては、エイズを正しく知るきっかけとして、アーテイストによるチャリティーコンサートやイベントを通しての呼びかけが行われています。

看護師・椿(つばき)の一言コメント

看護師・椿(つばき)

レッドリボンはアウェアネス・リボンの中で一番知名度のあるリボン運動ではないでしょうか。
赤色⇒エイズを意味しエイズに対して偏見を持たない!差別せず疾患を理解し支援していくという意味を持っています。

エイズ(後天性免疫不全症候群)はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することで起る病気ですよね。
つまり感染しなければエイズとは呼びません。
日本でエイズ患者が確認されたのは1985年…エイズウイルスが発見されたのが1983年頃と言われていますね。
それでも未だHIVを体内から完全に無くすことは出来ていません。
しかしそれでも、早期発見して発病を抑えれば普通に生活を送ることが出来る病気ですから正しい知識を持つ事は大事ですよね。

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