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介護報酬改定

介護報酬改定【いまさら聞けない看護用語・略語】
公開日:2012年11月28日
最終更新日:2012年11月28日
(変更日:2013年8月23日) ※

用語解説

用語の読み

かいごほうしゅうかいてい

用語の意味

介護報酬とは、事業者が利用者(要介護者又は要支援者)に介護サービスを提供した場合に、その対価として事業者に対して支払われる報酬のことを指します。

この介護報酬は、介護サービスの種類ごとに、サービス内容又は要介護度、事業所・施設の所在地等に応じた平均的な費用を踏まえて決められます。また介護報酬の基準額は、介護保険法上、厚生労働大臣が審議会の意見を聴いたうえで定めることとなっています。
介護報酬支払いの流れは具体的に

  1. 被保険者(利用者)が保険者(市町村)に要介護・要支援認定の申請をする
  2. 保険者(市町村)が要介護認定をする
  3. サービス事業者は利用者の状態に適したサービスを提供する
  4. 利用者は原則として報酬基準額の1割を負担した上でサービスを受ける
  5. サービス事業者は保険者(市町村)に対して介護給付等の請求をする
  6. 保険者(市町村)は原則として報酬基準額の9割分を介護給付としてサービス事業者に支払う

というようになります。

介護保険サービスは居宅(介護予防)サービスとして、訪問系サービス(要介護者等がその居宅において受ける入浴・排せつ・食事等の介護、日常生活上の世話や療養上の世話、管理等)、通所系サービス(デイサービスセンターなどの施設に通って受ける入浴・食事の提供、日常生活上の世話や機能訓練等)、短期入所サービス(介護保険施設等への短期入所により受ける入浴・排せつ・食事等の介護、日常生活上の世話や機能訓練等)、福祉用具貸与があります。またこのほかに施設サービス(要介護者が介護保険施設に入所・入院して受ける介護、療養上の世話等)や地域密着型サービス(認知症ケアを含む)等があります。

厚労省は2012年度中にこの介護報酬を改定します。改正の基本方針となっているのは「地域包括ケアシステムの構築の推進」と「医療と介護の機能分化・連携の強化」などで、今後加速的に増加すると考えられている高齢独居世帯や老老介護世帯が、住み慣れた地域でなるべく自立して暮らせる充実したシステムを作ることが目標に掲げられています。今回の改正では介護報酬改定率が1.2%プラスとなりますが、この内訳は在宅がプラス1.0%、施設がプラス0.2%という差がついています。これは高齢者の介護や看取りを、施設中心から在宅中心にすべきという方針が反映された結果です。

また在宅重視という流れを受けて、2012年度から「定期巡回・随時対応型訪問介護看護(24時間訪問サービス)」「複合サービス」がスタートします。これにより、今後さらに地域の訪問介護・看護スタッフが担う役割が重要となっていきます。訪問看護師は需要に対する供給が全く足りていない状況で、今後看護師の確保・育成をどのようにしていくかが最大の課題です。

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看護師・椿(つばき)の一言コメント

看護師・椿(つばき)

2012年3月に介護報酬改定が行われました。
基本方針の柱は地域包括ケアシステムの基盤強化・医療介護の役割の分担や連携強化・認知症に対してのサービスの提供のだ。

今回の改定の大きな目玉は、介護職員の処遇改善や賃金・物価の下落・介護事業者の経営状況・地域包括ケアの推進を踏まえて、介護報酬の改定率を全体で1.2%引き上げた事だろう。
今回の改定では介護職員の処遇改善交付金⇒介護職員処遇改善加算として介護報酬に組み込まれることになりました。
これは「介護職員の給与の底上げ」が目的です。
その為に報酬を1.2%引き上た訳ですが…これは介護職員の給与が月額1万5千円上がった事になる(羨ましい…看護師は貰えないからね)
しかしまだまだ、処遇改善には程遠く、ただ交付金が介護報酬に組み込まれただけの事。
この金額が実際に基本給に反映されなければ意味がないのではないかと思う(見送られた…)

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