食事介助

食事介助【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2012年3月19日
最終更新日:2018年05月31日
(変更日:2013年10月24日) ※

目的

  • 患者が安全・安楽に経口摂取でき、身体的・精神的欲求を満たすために援助をする

必要物品・準備

  • 食事
  • 介助用器具(スプーン・フォーク・箸・吸い飲み・滑り止めマットなど)
  • 義歯(必要時)
  • エプロン
  • ティッシュペーパー

方法

  1. 必要物品の準備を行い、気持ちよく食事をするための環境を整える
  2. 口腔ケア、手洗い、排泄をすませておく
  3. 意識状態の観察を行い、体位を適切な状態にセッティングする
  4. 口腔内に食物や水分の溜め込みがないことを確認しながら一口ずつ口にゆっくりと食物や水分を運ぶ
  5. 終了後、食事摂取量を確認し、下膳する
  6. 口腔ケアを施行する
  7. 胃や食道からの逆流を防止するため、食後、最低30分は臥床しないようにする

観察項目

  • 意識状態
  • 嚥下状態
  • 食事内容・摂取量・時間
  • 食欲
  • 食物残留(麻痺側・咽頭などの溜め込みなど)・食べこぼしの有無
  • 咳嗽・むせ込み・痰・声の変化の有無と程度
  • 食事姿勢の変化
  • 疲労感の有無と程度
  • 嗜好の変化の有無
  • 消化器症状の有無

アセスメント

  • 栄養状態
  • 全身状態
  • 水分出納バランス

注意点

  • 可能な限り、患者自身が自力摂取できるよう配慮しながら介助を行う
  • ひと口に口に運ぶ量は、ティースプーン1杯程度を目安にする
  • 固形物と水分をバランスよく摂取してもらえるよう、口に運ぶ順番を工夫する
  • 麻痺がある場合は、健側側に食物を入れるようにする
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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