現役看護師さんに聞いてみた-なぜ転職に失敗したのですか?

看護師が転職するには、色々な理由があります。

やりがいを求めたり、スキルアップをしたりするための転職から、職場の人間関係やお給料に不安や不満をもっているなどなど。

このように様々な理由から実際に転職をした方の中には、転職したものの「やっぱり失敗だったなぁ」と思っている人もいるようです。

せっかく転職するなら、やはり「成功する転職」をしたいですよね!

 

今回は、実際に転職をした看護師の例を見ながら、なぜ転職に失敗してしまったのか?について考えてみたいと思います。

1. 情報収集不足で失敗するケース

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看護師Aさんの例

看護師として働き始めてから、2回転職を経験しました。

初めての職場は、付属の学生を受け入れる病院で、400床以上ある大きなところでした。病棟は若い看護師ばかりで、分からないことを聞いても怒られ、検査出しやオムツの交換まで看護師が全てやっている職場でした。

さらに、定時ではあがれず、7時までは無料で残業をします。社会人としての自覚が足りなかった事もありますが、妊娠を申し出ても、ありえないくらい責められるような職場だったので、人間関係・職場環境に疲れ、出産を機にその病院を辞めました。

次の職場は、大病院での失敗経験から、特別養護老人ホームに切り替えたのですが、看護師の仕事ぶりがあまりにいい加減で、私の正義感が許しませんでした。患者を人間と思わない様な言動も見受けられ、看る気が全く感じられず、その雰囲気がとても苦痛になり、退職しました。

3度目でやっと自分らしく働ける職場を見つけました。

185床の病院で、ママナースを募集していたところに応募しました。看護部長の人柄もよく、一緒に働く看護師さんたちもママナースが多く、色々な経験をもった人ばかりで、悩みや今までの辛い経験の痛みが共感できます。また、役割別で処置をするため、定時であがれます。

今までよりもやりがいを感じ、今では楽しく働くことができています。

看護師Aさんは、なぜ転職に失敗したのか?

Aさんの場合、最初の職場の「嫌なところ」と逆の職場を選ぶ、という方法で転職したようです。確かに、大病院から特別養護老人ホームでは、同じ看護師とはいえ、仕事の内容や求められるスキルはかなり違います。

Aさんは、そこをポイントにして転職先を選んだのが失敗の原因でした。

実際に働いている看護師の人柄や仕事ぶりに注目しなかったことが、裏目に出てしまったのかもしれません。

2回目の転職は、まず自分がママナースであることから、「ママナースが働きやすい職場」「働いている人の人柄」に注目して探したことで、上手くいったようです。

「情報収集不足」で転職に失敗しないためのポイント

転職活動は、情報取集から始まると言っても過言ではありません。

勤務体制はどうなのか?休暇は?給与は?福利厚生は?
こういったことは、求人広告を見るだけでも何となくは分かります。

でも、実際に働くとなったら、普通に求人広告を見るだけでは足りないこともあるのです

例えば、実際に働いている看護師の人柄や人間関係、看護師に求められる仕事の内容
これって、看護師として働く上では最も重要なことかもしれません。

転職で失敗しないためには、このあたりもしっかり確認しておく必要があります。

 

 2. 求人情報の分析不足で失敗するケース

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看護師Bさんの例

看護師として12年働き、その間に結婚・出産も経験しました。
結婚後、勤務先から少し遠いところへ引っ越したため、通勤に片道1時間かかります。

子どものことや将来の事も考え、それまでの勤務先を退職し、大学へ通って助産師の資格を取り、30代後半で助産師になりました。せっかく資格も取ったので、現在の家から一番近い総合病院へ就職し、産科病棟へ配属されました。

でも、ここからが地獄でした。

まず、助産師としての勤務経験がないため、1人では出産に立ち会えません。その代り、先輩助産師について立ち会った出産や、書籍・論文などからのレポートを書くようにとのこと。
もちろん、勤務時間外=宿題として、です。

自分の経験値がないから仕方のないことかもしれませんが、家の事、子どものこと、何も自分で出来なくなりました。ノルマとされるレポートの量が半端なく多いのです!

結局、その職場は3ヵ月で退職し、元の古巣の病院へ再就職。
通勤時間はかかりますが、職場環境も分かっているので、働きやすくなりました。

看護師Bさんは、なぜ転職に失敗したのか?

助産師=産科病棟(産科外来)に配属されるのは、当然といえば当然なのですが、そこではやはり「その道のプロ」であることが求められます。

Bさんは、助産師としては新人。まだまだ勉強すべきことがたくさんあります。

それにも関わらず、転職した先は、実は地域唯一の救急病院であり、超ハイリスク出産も多い病院だったのです。当然、助産師としてのレベルも求められます。

Bさんの場合、そこまで視野に入れておらず資格を活かすことを前提としたこと、家から一番近いという条件で選んでしまったことが、失敗の原因だったのかもしれません。

「求人情報の分析不足」で転職に失敗しないためのポイント

Bさんのように、自分の理想と現実のギャップから転職失敗…と感じるケースもあります。

こういった失敗をしないためには、転職時の自分の知識やスキルはどうなのか、自分自身で正しく理解すると同時に、転職後はどんな働き方が想定されるのかを事前に確認しておく必要があります。

 

3. 自己分析不足で失敗するケース

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看護師Cさんの例

働き始めて5年目のナースです。
1度転職したのですが、最近、勤めていた病院を辞めたことに後悔しています。

以前は300床ほどの総合病院の循環器科に勤務しており、忙しく月60時間以上の残業が当たり前でした。それでも、教育や看護体制はしっかりとしていて、人間関係も良いところでした。
仕事の内容は楽しいし、人間関係も良かったのですが、だんだんと「日々の業務に追われること」が嫌になりました。

そのうち、体力的にも精神的にもきつくなり、その病院を辞めてしまいました。

1ヶ月ほど休養して、別の循環器専門病院に転職しました。
今の病院では、以前の病院よりも高度な医療を提供していますが、看護体制に戸惑っています。

夜勤の人数も少なく、点滴のダブルチェックはしない…など、医療事故が起こるのではないかという不安を感じることもあり、前の病院とのギャップを感じていて働いていて辛くなります。

勤務日程もなかなか希望通りに休みが取れず、ハードな日程になっています。もうこの病院を辞めて、以前の病院に戻ろうかと悩んでいます。

看護師Cさんは、なぜ転職に失敗したのか?

Cさんは転職前の病院での仕事内容や、人間関係は良いと感じていました。そういった良いところから目をそらし、「忙しい」という悪い部分だけに目がいってしまったところに、失敗の原因があるかもしれません。

転職先では確かに高度医療を提供していましたが、Cさんが本当に求めていたのは、そこでは無かったのです。

このケースでは、自分の理想とする働き方は何なのか、気が付いていなかったことが原因として考えられます。

つまり、自己分析がしっかりと出来ていればこのような事は起こらなかったかもしれません。

「自己分析不足」で転職に失敗しないためのポイント

「今の仕事がきつい、つらい、だから辞めたい」というのは、その後の転職にも大きな影響を及ぼすことがあります。

転職を考えるなら、自分が絶対に譲れないポイント、妥協できるポイントなど知っておくことで、より希望に近い職場を見つけることができます。

そのためには「自分はどういう働き方をしたいのか」という正しい自己分析をしておくことが重要です。

 

4. プライドが邪魔をして失敗するケース

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看護師Dさんの例

新人で就職した地元の整形外科病院で5年勤務し、思い切って地方都市の総合病院に転職しました。元々が整形外科だったので、新しい病院でも整形外科に配属されました。

4月の転職だったので、新人さんも一緒に勤務スタートになりましたが、私だけ指導をしてもらえません。それどころか、「整形だけの病院に5年もいたんだから、出来るでしょ?」といわれます。

確かに、新人からの5年間は整形外科にいました。でも、病院規模も小さく、3次救急の病院ではなかったので、急患にはあまり慣れていません。使っている器具もいろいろ違います。
患者さんの抱える疾患や傷病も違うので、戸惑うことばかりです。

私自身、「整形に5年も居たんだし」というプライドもあり、なかなか周りのスタッフとも打ち解けられません。こんなことなら、他の科での勤務を希望すれば良かった、と後悔しています。

看護師Eさんの例

准看護師として眼科の病院(入院施設あり)に就職、7年間、手術室勤務でした。
その間、働きながら学校へ行き、正看護師の資格も取得しました。

勤務先の医師に「もっとスキルアップしたい」と相談したところ、近くの総合病院の手術室を紹介してくれて、紹介状も書いてもらい、転職しました。

私自身、7年間手術室勤務という自信がありました。でも、総合病院の手術室は、眼科病院の手術室とはまったく違いました。

まず、器械が覚えられない。麻酔の事が分からない。つい、一緒についてくれたスタッフに「これ、全部覚えないといけないんですよね?」と聞いてしまいました。

すると「当たり前でしょ?覚えなければ、仕事にならないよ?」といわれ……一気に自身が無くなってしまい、1週間で退職してしまいました。

看護師Dさん、Eさんは、なぜ転職に失敗したのか?

Dさんも、Eさんも、「プライドが邪魔をした」ケースと言えます。

Dさんの場合、同じ整形外科でもかなりのギャップがあることを、周りの人に上手く伝えられれば、新人と一緒に教育してもらえたかもしれません。

Eさんの場合、「スキルアップ」を目的として転職したわけですから、仕事内容が違うことは理解していたのでしょう。でも「またゼロからやり直す」という心意気が、足りなかったのかもしれません。

「プライドが邪魔をして」転職に失敗しないためのポイント

転職すると、自然と「年下の先輩」ができます。
また転職前で経験した科などに配属されると「これが分からない」とは、なかなか言い出せなくなるのも事実です。

Dさん、Eさんのケースでも、たとえ少しでも経験があるとはいえ「ここではゼロからのスタートになる、だから周りの人に教えを乞う」という姿勢が足りなかったのでしょう。

「これくらいのこと知っているし」という態度は、口に出さなくとも、必ず周りの人に伝わります。それが周りのスタッフの気分を害し、相手からの「あなたに、ちゃんと教えたい」という感情を引き出しにくくなります。

仕事に不要な無駄なプライドは捨てること。
そして、必要なことはきちんと教えてもらうこと。

転職するなら、たとえどこにいくとしても、この姿勢が大切です。

 

おわりに  – 転職を成功させるためのポイント –

転職を成功させるために重要なポイントを以下にまとめました。

  1. 情報収集は特に重要!
  2. 集めた情報をさらに分析し、どんな働き方になるか想定する
  3. どんな働き方をしたいかを明確にする
  4. 転職先ではプライドを捨て「自分は新人」と考える

 

転職活動における情報収集には看護師向けの転職サイトが便利です。自己分析に不安がある人は、担当コンサルタントにしっかりと希望をヒアリングしてもらいましょう。

転職後のミスマッチを減らすことにより、きっとの満足いく転職ができるはずですよ!

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