
厚生労働省が5年に1回行っている労働者健康状況調査によると、今や働く人の約6割はストレスを感じながら仕事をしているとのこと。
年代別に見みると、30歳代・40歳代のいわゆる働き盛り世代のストレスが高く、この傾向は男女ともに共通しています。そんなアナタのすぐ後ろにあるストレス。
これを撃退するための鉄則が、今回のお話です。
今回は厚生労働省主催の平成22年度<心の健康づくりシンポジウム>講演資料集からの情報を元に、看護師の実情に合うよう、
少し改変して7つの鉄則をあげてみました。
1.自分のストレスに気付く
(看護師は常にストレスにさらされている)
2.食事は抜かない
(どんなに忙しくても何かは食べること)
3.毎日自分なりのリラクゼーションを
(好きな事に没頭する時間が1時間は欲しい)
4.周囲からのサポートを上手に
(辛い時は抱え込まずに誰かに愚痴ろう)
5.睡眠時間を確保する
(最低でも1日に6時間は確保したい)
6.頑張り過ぎない勇気
(出来ないことは出来ないと素直に言う)
7.とりあえずポジティブに考える
(失敗してもどう取り返すかを考える)
看護師の職場は体力面でも精神面でも、常にストレスフルな職場です。
これをしっかり自覚し、試しに「今日のストレス」を思い返すと、何も感じなかった日は無いんじゃないでしょうか。それから、どんなに忙しくても何か口に入れるようにし、読書でも散歩でもストレッチでも、自分の好きな事を楽しむ時間を持ちましょう。
そして少しでも辛いと感じたら、溜めこまずに友人知人同僚、誰かに愚痴を言うのも良し。
誰かの愚痴を聞くことはそれ自体もストレスかもしれませんが、聞き手と話し手を入れ替えながらお互いに愚痴を言い合えば、かなりすっきりしますよ。
睡眠時間の確保は、シフトによっては難しい日もあると思います。
特に夜勤明けなど明るい時間には眠れない・・・ということもありますが、アルコールは深い眠りにならないので寝酒の習慣は良くないです。
1週間で毎日6時間分=42時間以上は眠れるように努力すること。前もっての寝溜めはできませんが、睡眠不足を後から解消することはそう難しくないです。
「出来ないことを出来ないという勇気」は職場や勤務体制によっては難しいかもしれません。夜勤帯などの人が少ない時であれば特に。
でも、出来ないことを無理にやろうとして事故を起こすよりは、今回は誰かにお願いしてやり方を教えてもらい、次回は自分でやるという方が前向きだと思いませんか?
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥を肝に銘じて。
失敗については、そのレベルにもよるかもしれません。いずれにしても、なぜその失敗が起きたのか、どこに問題があったのか、それをきちんと見極めることは大切だと思います。その上で、その失敗をどう取り戻すか、自分なりの解決方法をじっくり考えます。
でも、周りの人にも相談するなりして、いつまでも失敗を引きずらないように。
失敗のレベルにもよりますが、長くても3日を目安に立ち直ることを目標にしましょう。
都内某所で育児中のAさんは、妊娠と同時に引っ越しもしたため、産後3年ほど経って自宅近くの総合病院でパートとして働き始めました。
それまで働いたことのない科の病棟勤務となり、夜勤ができないことで一部の看護師からは冷たい目で見られています。
確かに4年近いブランクもありますし、新しいことを覚えるのはそう簡単ではありません。子供の急病で休むこともあります。
元々生真面目な性格のAさんは、次第に口数も少なくなり、笑顔が消えました。
溜まりかねたご主人が無理やり心療内科へ連れていったところ、うつ病と診断されました。
結局Aさんはその病院を半年で辞めてしまいましたが、ご主人のサポートで根気よく治療を続け、今は自宅近くのクリニックで日勤だけの仕事をしています。
「病棟勤務は勉強にはなったけど、結局人間関係と仕事の重圧でつぶれた。
ブランクがあるとか子育て中とか自分の状況もあったと思うけど、
今の自分の身の丈に合う職場を選ぶべきだった。
友達と言えるような人も居なかったし、愚痴を言うことも出来なかった。
家に帰れば子育てに追われてたしね。それから見れば、お給料は安いけど
今の職場の方がずっと楽しい。
看護師の仕事はまだまだ続けるわよ」だそうです。
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