クリニックで働くと、病院勤務と比較して「看護業務」以外の仕事をすることがあります。
クリニックにより違う点もあると思いますが今回は、大体のクリニックで看護師が行う業務についてご紹介します。
受付・予約確認
通常の病院では医療事務スタッフが、受付や予約確認などを行ってくれます。しかし、クリニックとなると看護師がそれらの業務を行うことが多いです。
クリニックは有床でなくても2~3人のスタッフが常駐する形が殆どなので、それらの事務作業も分担して行えるからです。
最近では、クリニックでも電子カルテを導入しているところも多いのでパソコンには慣れておいた方がいいでしょう。
カルテ整理・写真整理
上記でも述べているように医療事務がいないため、看護師がカルテ整理などを行います。
カルテは電子カルテの場合では、データの整理を行います。皮膚科・頭髪クリニックなどでは患部の写真を残してカルテに綴じたりする場合があるので、写真を撮影し整理することも仕事のひとつとなります。
内服確認、投薬・内服説明
病院では専属の薬剤師が内服状況の確認、処方された内服の方法・薬効・副作用について説明をしてくれますがクリニックでは、医療事務同様に薬剤師もいません。そのため、看護師が上記内容も行わなくてはいけません。その際の、患者の状況をみながら次回の外来で内服状況の確認についてもアセスメントすることが求められます。
がん患者の麻薬などでは特に、疼痛コントロールについての確認やアセスメントは特に重要になります。内服しても疼痛の改善ないようであれば、麻薬増量を医師に確認しなければならないので注意しましょう。
掃除・備品管理・コスト管理・電話対応など
クリニックでは基本的に、看護師がこれらの仕事もしなければなりません。
特にコスト・備品管理では直接それらの無駄が給料に関わってくる場合もあるので
病院とは違い多少シビアになるところもあるかもしれません。「個人経営」であることを理解しコスト・備品ともに無駄のないように努める必要があります。
終わりに
病院とクリニックとは元々の「経営者」から違います。そのため「個人経営」であるクリニックはその「経営者」である医院長によっても個性があるので就職する前の面接ではしっかりとそのクリニックの経営理念や特色を下見しておく必要があります。
そして、これらの仕事があることを理解したうえで就職することが大切です。