自衛隊看護師の採用には、既に看護師資格を持っている方を対象に「陸上自衛官(看護)」として採用される公募陸曹の制度があります。
採用後の進路
採用され入隊した時点で陸上自衛官となり、看護師としての経験年数に応じて、2等陸曹・1等陸曹・陸曹長のいずれかとなります。
4月上旬に入隊した後は、東京都世田谷区池尻の陸上自衛隊衛生学校に入校し、約7週間にわたって自衛官として必要な教育訓練を受け、これを修業後に全国の自衛隊病院や陸自衛生科部隊で勤務することとなります。
募集について
募集人員は毎年おおむね数名程度で、その年の募集の最終決定があり次第、自衛官募集ホームページ等に掲載されます。来年度採用の受付期間は毎年9月末となります。
応募資格
「看護師免許を有し、かつ保健師または助産師免許を有する者(見込含む)で36歳未満のもの」となっています。
受験できない者の基準は「自衛隊看護師になる方法 その1」で紹介した防衛医大看護学科とほぼ同じです。
その他、志願に際しては看護師等免許証の写しと高等看護学院等の卒業証明書が必要です。
試験内容
試験は11月中旬頃に行われ、試験内容は、筆記試験(小論文)、口述試験、そして身体検査となります。身体検査の主な基準は、「自衛隊看護師になる方法 その1」で紹介した防衛医大看護学科と同じです。
最終合格発表は、年明けに、防衛医大看護学科とほぼ同じ要領で行われます。
おわりに
こちらのコースは、まさに自衛隊看護師の「即戦力」として期待されている部分が大きいですし、最初からプロとしての意識をもっての活躍が見込まれていますので、そのあたりを意識して口述試験等には臨むのが良いかと思います。
試験等の詳細については、自衛官募集ホームページ内の公募陸曹(看護)の受験案内のページでご確認ください。