今回は訪問看護師の仕事のイメージがしやすいように1日の仕事の流れについてお話しします。事業所の規模により多少の差はあると思いますが、おおよそのイメージがつくかと思いますので参考にしてみてください。
8:00 出社、朝のミーティング
新規利用者の紹介、1日のスケジュールの確認、複数で担当している利用者については前
回担当看護師からの申し送りなどを行います。
ここできちんと申し送りをしておかないと、継続したケアができません。きちんと申し送りしてあれば療養者にとっても安心につながります。
8:30 訪問時に必要な物品などの準備
忘れ物があっては取り返しがつきませんので、器具(血圧計、体温計、聴診器など)や清潔物品(エプロン、手指消毒用アルコールなど)を準備し再確認します。
それから第一印象が大切になりますので身だしなみを整えます。
9:00 午前の訪問開始
事業所を出発し、軽自動車または電動自転車で利用者のお宅を訪問します。訪問時は元気よく挨拶し利用者宅にお邪魔しているということを忘れずに。
訪問後はバイタルサインのチェックを行い、利用者・家族の状態に応じて必要なケア・指導を行います。
訪問1件につき60分のケアが基本です。
と言ってもなかなかちょうどには終わらず、つい話が長くなることも…。午前中は2件程度の訪問がありますので、時間厳守で次の利用者宅に到着するよう調整します。
12:00 昼休み
午前中の訪問を終えて、ほっと一息、昼食休憩のため事業所へ戻ります。気は抜かないように、事故を起こさないよう安全第一で移動します。
ここで、利用者の状態に応じて必要時管理者への報告を行います。
13:00 午後の訪問開始
午後も2件程度の訪問があります。
16:30 事業所へ戻り、看護記録の整理・管理者への報告
残った記録の整理をし、管理者や他のスタッフへ申し送りをします。必要に応じてカンファレンスを開き、ケアの共有や質の向上に努めます。
使用した物品の整理・消毒をし、これで無事1日の業務が終了となります。
17:00 退社
お疲れ様でした!
おわりに
訪問看護師はどんな仕事をしているのか、何となくイメージできましたか?
訪問看護の1日はこのようにあっという間に終わってしまうのですが、季節を感じながらも自分の足で療養者のお宅を訪問して回る分とても充実しています。
また今回は、訪問看護師が1日に実際にどんな時間の使い方をしているのかをお伝えしたのですが、同時に、お給料についても興味がある方がいらっしゃるかと思います。お給料については、訪問看護師の給料の記事で説明をしていますので、ぜひ読んでみてください。