面接のとき、必ずといっていい程志望動機は聞かれます。あなたはそのとき、どのように答えようと考えていますか?志望動機は伝え方によって、相手に良い意味にも悪い意味にも受け取られてしまうことがあるため注意が必要です。
今回は志望動機を相手にきちんと伝えたい人のためのポイントを紹介していきたいと思います。
新たな経験をしたいと思ったから
Good:
自分が前の病院で経験したことを軸に、違う病院で新たな科を学びたい。自分を成長させたい。そう思って転職するケースは多いです。そのような場合には前向きに自分の気持ちをきちんと伝えましょう。
「今まで、外来勤務が多かったので病棟看護師として患者との関わりを深めていきたいと思っています。」
「内科病棟で手術前後の患者の看護の経験がないので、外科病棟で周手術期の看護について学んでいきたいです。」
「二次救急しか経験がないので、三次救急の病院で急性期看護について学んでいきたいと思っています。」
など
Bad:
自分の経験に「自信がない」というような表現はしないようにしましょう。相手側はあなたのその様子をみて「大丈夫かな?」と思ってしまうからです。
「今まで内科病棟で自信なく看護をしてきました、だけど次の病院では大丈夫です。」
「もう一度始めから学び直そうと思っています。」
など
新たな資格取得の援助制度を利用したいと思ったから
Good:
今の病院では、認定・専門看護師やほか資格取得の援助制度がある病院が多くあります。今の職場ではその援助が得られない…という場合は、積極的に自分の意欲をアピールしましょう。
「今の職場では自分の取得したい資格の援助制度がないので、是非貴院での経験を積みながら資格を取得したいと思っています。」
「新しい資格や教育のなかで、新たな自分の可能性を見つけられると思い貴院に決めました。」
など
Bad:
資格取得のためだけ、というようなアピールは返って逆効果になることがあります。相手側のことも考えながら話しましょう。
「認定看護師の資格を貴院で取得したいと思っています。資格取得後は最低何年の勤務が条件ですか?」
「認定以外での資格を取りたいと思ってます。○○の資格はどのような研修に参加すれば資格取得援助の助成を受けられますか?」
など
今後の自分のライフスタイルを考慮したため
Good:
女性には今後の人生のなかで結婚や子育てなどが生活の中に入ってきます。そのため「仕事メインでの生活では厳しい」ということになり、転職せざるを得ないケースも多くあります。
とはいえ看護師の仕事は女性の多い職場なので、皆同じ状況です。堂々と伝えて大丈夫です。
「今後、結婚を考えている彼がいるためお互いの距離を考え、福利厚生など参考にさせて頂いた上、貴院に決めました。」
「夜勤対応の保育所があった為、将来子どもを預けられると思い貴院に決めました。」
など
Bad:
ただし、伝え方を考えなければいけません。例え自分のライフスタイルから転職を選ぶにしても、自分勝手な理由ばかり伝えるのはやめましょう。
「パンフレットで残業がない、と書いてあったので既婚の私にはいいと思いました。」
「主婦のかたが多いみたいなので、私にもいい環境かと思って貴院に決めました。」
「主婦は常勤日勤で採用されると聞いて、貴院にしました。」
など
おわりに
看護師の志望動機は一人一人で違います。しかし、それをプラスに伝えるかマイナスに伝えるかで相手があなたから受け取る印象は全く違うものになってしまいます。
転職するとなるとやはり緊張してうまく伝えることが出来ないかもしれませんが、そこはしっかり貴方の気持ちを前向きに伝えるべきです。良い転職となることを祈っていますよ!
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