看護師という職業は、妊娠・出産で一度退職してからも、復職しやすい職業といえるかもしれません。まだまだ女性が多い職場ですし、比較的大きな病院であれば、病院内に保育所が完備されているところも多いですから、保育所の待機児童の問題も解決しやすいでしょう。でも働くママナースにもストレスはあります。今回はその解消法をみてみましょう。
椿の知り合いという狭い世界ではありますが、10人のママナース(子供は乳児~小学生以下限定)に聞いてみました。うち2人はお子さんが3人以上いるスーパーママナース(と、椿が勝手に呼んでいる)です。
働くママナースのストレスとは何か?
椿の知り合いのママナースに聞いたところ、結果は表1のようになりました。
<表1 ママナースにとってのストレッサ―>
ある程度予測はしていましたが、やはり子供が急病になった時でした。
大人であれば、あるいはせめて中学生以上であれば、急な発熱でも風邪かな?というくらいであれば、朝いちばんで受診し、薬を飲ませて「オトナシク寝ていなさい」で済むかもしれません。多少の遅刻はあると思いますが、それでも急に1日丸ごと休んでしまうよりはだいぶ、ママナースの心の負担も軽くなるでしょう。
しかし子供が未就学児である、あるいはダンナや他の親族など、その日に急に頼れる人がいなければ、どうしても1日の仕事を急に休んでしまうことになります。これは自分の気持ち的にも、それから職場の皆さんにも負担になってしまうのですね。
たった1人、これがストレスではないと回答したママナースに聞いてみると、「職場はママナースが多いし、子供の急な病気にも理解がある。勤務先が病児保育をやっているので、朝連れて行ってお願いすることもできる。すぐ近くに自分の両親が住んでいるので、風邪で熱発くらいならお願いできるから大丈夫」とのことでした。
持つべきものは近距離別居の実母(専業主婦)なのでしょうか。職場の環境も大きく影響しているようですね。
ママナースのストレス解消法
結果は表2のようになりました。
<表2 ママナースのストレス発散法>
やはり子供が小さいうちは、子供とのふれ合いが一番の解消法!
さすがママ!というところでしょうか。
番外編として「その他」に含まれる回答としては、次のようなものがありました。
- 休日にパワースポットと呼ばれる神社にお参りする(子供:年長児1人、小学校低学年1人)
- 子供が寝たあと、ヘッドホンで大音量で音楽(マイケルジャクソンの大ファンだそうです)を聞く(子供:年少児1名)
- 日本の推理小説(横溝正史の大ファンだそうです)を読む(子供:小学校低学年1人)
- 夜中にホットケーキを焼いて食べる(子供:年少児1人、小学校低学年1人)
- 河原にいって楽器(サックスが出来るそうです)を吹く(子供:小学校低学年1人)
- 休日に子供をダンナに預けて、釣りに行く(子供:小学校低学年1人)
- 時代劇(暴れん坊将軍と必殺シリーズがお好みだそうです)を見る(子供:小学校高学年1人)
おわりに
いかがでしたか?特に椿自身が面白いと思ったのは「休日に子供をダンナに預けて、釣りに行く」でした。水面を見ながらボーっとしていると、心が洗われるのだそうです。釣った魚はキャッチ&リリースだそうですが…
ストレスの発散法って、ホントに人それぞれ。でもママナースの特徴としては、ストレスの元もある意味子供に関係しているものですが、そのストレス発散法もやはり子供に関するものが多いようです。それだけ、ママナースの心は子供が占めていることが分かりますね。