各都道府県や市町村などの病院の特徴や求人をまとめてお伝えしているこのシリーズですが、今回は北関東に位置する“鶴舞う形の群馬県”の情報です。
群馬県といえば!海はありませんが、その代わり、冬はスキーや温泉など、山間部ならではの楽しみ方が満載の県です。
1分間に32,300リットル、ドラム缶161本以上が湧き出ている、自然湧出量日本一を誇る草津温泉をはじめ、水上温泉・四万温泉・万座温泉などもある温泉県。
※「ググっとぐんま公式サイト」より http://gunma-dc.net/
2014年に世界遺産登録になった富岡製糸場を代表とする繊維製品、木工品をはじめ、竹細工や金工品、陶器・ガラス製品、和紙、瓦、だるまや創作こけしなどの諸工芸品など、古くからの伝統工芸が残る地域でもあります。
群馬県の看護師求人事情
では、群馬県の看護師求人状況を見てみましょう。
群馬県は、他の都道府県と同様、高齢化が進む地域であり、特に県南部の地域では高齢化率が50%を超える市町村もあります。
また、患者さんの動きをみると、やはり群馬県の中心地である前橋周辺への流入が多く、県境である地域では、隣接する埼玉県・栃木県・茨城県・長野県などとの流入・流出もあります。
群馬県では、医師数・看護師数ともに、実数は増加傾向にあります。
特に看護師は、平成10年~平成24年の14年間で、およそ1.5倍まで就業者数が増えているそうです。
群馬県としても、看護師の就業者数を増やすために、子育て中でも働きやすい環境、あるいは復職をしやすい環境を整えるべく、さまざまな努力がなされているんですね。
※参照:『群馬県看護職員需給見通し』より
王道・大病院の実情
まずは、王道である大病院。
今回は、450床以上を「大病院」として、群馬県内5つの大病院をそれぞれご紹介していきたいと思います。
群馬大学医学部附属病院(723床)
所在地:群馬県前橋市昭和町3-39-15
群馬県一の病床数を誇る大病院です。
723床の病床を有しており、北関東を代表する拠点病院にもなっています。
がん治療や救命救急に力を入れており、また、医療者の教育にも力を入れていることが特徴的です。
病院の特徴
- 重粒子線医学研究センターを併設して重粒子線を使用したがん治療を行っている
- 災害医療にも力を入れており、被災地に支援チームの派遣も行っている
- クリニカルラダーを用いた教育制度となっている
- プリセプティにはプリセプターだけでなく中堅看護師がアソシエ―ターとして両者を見守るという役目を担い、チームで新人看護師を育てる
看護師にとって嬉しいポイント
- 設備が充実していて、院内保育所以外にも、カフェやサロンが入っているアメニティモールがある
- 系列の大学院に社会人選抜として入学することができるため、看護の知識をさらに高めることもできる”
- 看護方式は継続受け持ち制チームナーシング
群馬大学医学部付属病院 看護師の採用情報
群馬大学医学部付属病院の採用情報を見てみよう!
平成29年度の採用が始まっていますが、第一弾が1か月弱で締めきっているところ、採用人数が第一弾で新卒、既卒込みで80名程度であるところを見ると、第二弾、第三弾も早々に締め切られることが予想されます。
ホームページを随時チェックすることがポイントとなります。
次は、勤務形態についてです。
2交代と3交代の両方の勤務形態があるようです。
給与面に関しては、手当てを加味するともっと金額が上がっていくことは予想されます。
公立の大学病院であるため、給与は若干、民間病院よりも低めに設定されているようですが、その分、福利厚生が充実した環境があるようです。
※参照:群馬大学医学部付属病院
前橋赤十字病院(592床)
所在地:群馬県前橋市朝倉町389−1(2018年6月1日移転)
大正2年に開院した歴史のある病院です。
高度救命医療や、災害医療だけでなく、エイズ診療拠点病院でもあるなど、様々な分野の専門的な医療を学ぶことができる病院です。
また、教育制度も充実しており、専門看護師や認定看護師の資格取得のために、無利息で教育資金を準備してくれる制度もあるようです。スゴイですね!
2018年6月1日新病棟に移転しました。
前橋赤十字病院の特徴は次の通り。
病院の特徴
- 「A I H(アート・イン・ホスピタル)」を導入。日本でのA I Hの第一人者、銅版画家の山本容子先生が監修
- 高度救命救急センター、基幹災害医療センターもあり、災害医療、救急救命医療に特化しており、ドクターヘリも有している
- 手厚い教育制度であり、入職後はローテーションで各部署を一通り経験、その他宿泊研修なども行われる
- 技術に関する研修も、各技術に相当する認定看護師が講師として指導するなど、徹底した教育制度となっている
看護師にとって嬉しいポイント
- 院内保育園完備、育児休業制度、育児のための時短制度など、子育てがしやすい福利厚生が充実している
- カフェが新設
前橋赤十字病院 看護師の採用情報
前橋赤十字病院の採用情報を見てみよう!
平成31年度の採用情報がホームページに掲載されていましたのでチェックしてみました。
看護師の採用人数が病院の規模の割にはやや少ないような印象です。
また、一次試験に合格しないと、二次試験である面接は受けられないことや、試験も1回限りとなるため、他の病院よりも試験対策が必要であることが予想されます。
上記では公表されていない勤務時間帯ですが、配属先によって所定の労務時間が異なるようです。
※参照:前橋赤十字病院
桐生厚生総合病院(471床)
所在地:群馬県桐生市織姫町6-3
病床数が多い病院には珍しい、地域密着の医療を展開する病院となります。
桐生厚生病院の「厚生」は、元々この病院が設立されたとき(昭和9年)に、桐生市を含む周辺地域の「桐生医療購買利用組合」が出資をしたため。
その後、この組織編成が変わったのか、「群馬県購買販売利用組合連合会」が運営団体となり、「桐生厚生病院」に名称が変わりました。
現在の開設者は「桐生地域医療組合」となっています。
この病院の特徴は、次の通りです。
病院の特徴
- 群馬県内初 「ステルスステーション S7」を導入
- 地域医療に手厚く、認定看護師などが地域に向けた勉強会などを実施している
- がんの診療連携拠点病院にも指定されている
- 緩和ケアチームもあり、病院全体でがん診療への手厚い取り組みがなされている
- 透析にも力を入れており、透析専門の腎センターもある
看護師にとって嬉しいポイント
- 認定看護師が多く、認定看護師の育成にも力を入れている
- 看護師のワークライフバランス推進ワークショップ事業に参加した2施設が、日本看護協会から表彰
桐生厚生総合病院 看護師の採用情報
桐生厚生総合病院の採用情報を見てみます。
今回は、転職サイトの『医療WORKER』より求人情報を見つけることができました。
平成29年度の採用情報が公開されていますが、桐生厚生総合病院も病床数の割に募集人数が30人程度と少なく、狭き門となりそうです。
また、インターンシップ後に採用試験の日程が複数回組まれていることから、インターンシップを受けて、病院について知り、採用試験を受けるというスタッフも多いようです。
桐生厚生病院は、半民・半公といったところでしょうか。
給与面でみると、賞与が4か月分<年2回 6月期1.975ヶ月、12月期2.125ヶ月=4.1ヶ月(H28年2月現在)群馬県看護博より>あること!これは見逃せませんね。
ベッド数の割に募集人員が少ないように思われますが、これには大きく、2つの理由が考えられると思います。
- 急性期病床が少なく、そもそも必要な看護師数が少なめ
- 辞める人が少ないので、補充すべき人数が少なめ
桐生厚生病院の場合、平成26年には「亜急性期病床を急性期病床へ」という変革があったようですので、もしかすると2.が該当しているのかもしれません。
※参照:医療WORKER
伊勢崎市民病院(490床)
所在地:群馬県伊勢崎市連取本町12-1
伊勢崎市の中核病院です。
日本全国、どこの病院でも見られる傾向ですが、病床数はここ数年、若干ですが減少しています。
しかし、伊勢崎市の中心地から近い場所に、広い敷地面積を誇る病院として維持・運営されており、昭和23年から続く、市民に愛される病院のようです。
他のポイントは下記の通りです。
病院の特徴
- 手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入しており、先進医療にも力を入れている
- 緩和ケアチームがあり、緩和ケアにも力を入れている
- 平成21年に、がん診療総合センター(緩和ケア病棟、内視鏡・外来化学療法センター)が立て続けに開設されている
- また、訪問看護ステーションや老人保健施設も併設しており、在宅医療も充実している
看護師にとって嬉しいポイント
- 専門看護師や認定看護師が多数在籍している
- 新人看護師への教育が充実しており、新人でなくても、各レベルに合わせた研修が用意されている
伊勢崎市民病院 看護師の採用情報
伊勢崎市民病院の求人情報を見てみます。
伊勢崎市民病院の求人情報は下記の通りです。平成29年度の募集も始まっています。
募集人数は若干30名と少ないため、競争率は高くなるでしょう。
現在載っている勤務形態の最新が下記の平成27年度のものとなります。
給与面でみると、市民病院ですので、若干低めかもしれません。
その代わり、群馬県市町村職員の共済組合に加入できるため、福利厚生としては伊勢崎市職員と同等の扱いになります。これはちょっと期待できそうですね。
※参照:伊勢崎市民病院
高崎総合医療センター(451床)
所在地:群馬県高崎市高松町36
地域医療に貢献した国立病院であり、第三次救急にも力を入れています。
最先端ともいえる医療機器(ガンマカメラや低被曝マルチスライスCT、1.5T のMRI照射装置など)も備えており、幅広い分野での医療を展開しています。
高崎総合医療センターの特徴は次のようになります。
病院の特徴
- 地域災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院と、地域に密着した医療に力をいれており、地域向けの医学講座なども展開している
- ドクターカーを平成25年から稼働させ、救命救急、プレホスピタルケアにも力を入れている
- 地域医療連携室に看護師が常駐しているという珍しいシステムをとっており、看護師が様々な専門的な分野で活躍することができる
- 感染症専門病床(6床)を有している
看護師にとって嬉しいポイント
- 国立病院機構の「看護職員能力開発プログラム」に沿った各経年別の研修計画に則り、5年目までの看護師への教育を充実させている
- 医療安全管理室を設置し、医療事故防止に努めている
高崎総合医療センター 看護師の採用情報
高崎総合医療センターの求人情報を見てみます。
今回は、転職のサイトのマイナビ看護師から求人情報を見つけることができました。
ここはやはり「国立病院機構」が経営母体ですので、給与体制も国立病院機構職員給与形態に則っています。
普段の給与は若干低めですが、年金や退職金など、辞める時や辞めたあとの手当てが厚い、ということです。
しかし、この病院の場合、普段の給与にも、診療看護師手当、地域手当、救急呼び出し待機手当などが付加されるため、非常に充実していることが特徴です。
※参照:マイナビ看護師
特徴のある県立病院の詳細
病院名から専門性が分かる特徴的な病院をご紹介していきます。
大病院でも学べないような高度な専門知識が身につくため、1つのことを極めたいという看護師にお勧めの専門病院。
どの病院も平成29年度の看護師募集、中途向けに平成28年10月入職者のための面接などを行っているようです。
県立病院で採用される看護師は、埼玉県の職員(=地方公務員)となるため、県立病院のどの病院であっても 待遇は同じです。
採用予定の情報が、群馬県立病院看護部および看護職員の教育・研修体制のページに掲載されています。
今回は、その特徴的な病院として県立の3つの病院をご紹介します。
群馬県立がんセンター(357床)
所在地:群馬県太田市高林西町617-1
昭和30年に療養所としてスタート。平成10年に、群馬県のがん対策計画に則り、がん専門病院として再編され、平成19年に新しい病院へ建物が変わっています。
そんながんセンターのポイントは下記の通りです。
病院の特徴
- がんの専門病院として、緩和ケア病棟が設置されている
- 地域がん診療連携拠点病院に認定されている
- がんに対する先進医療を数多く行っており、がん医療について本格的に学ぶことができる
- 研修制度も充実しており、他病院で経験を積んだ後にがん看護を学ぶために入職するスタッフも多い
看護師にとって嬉しいポイント
- 研修制度も充実しており、他病院で経験を積んだ後にがん看護を学ぶために入職するスタッフも多い
- 既卒採用者も多数受け入れているほか、特別採用枠といい、若干名ではありますが、60歳越えのベテランナースを積極的に採用するという動きもあるようだ
全国的な傾向ではありますが、現在の日本では「がんで亡くなる人」の割合が非常に高く、死因の第一位が、悪性新生物=がん です。
こういった状況ですので、がん治療は今後も、新しい治療法の開発や、緩和医療の発展などが期待される分野でもあります。
がんについて、がん患者さんに対する看護について学ぶなら、「がんセンター」はうってつけだと思いませんか?
群馬県立心臓血管センター (240床)
所在地:群馬県前橋市亀泉町3-12
元々は県立教員の保養所として作られたところですが、現在は循環器疾患に対する、急性期の治療からリハビリまで、幅広い知識と経験を得ることができる病院です。
県民に対し、高度な循環器治療を提供しているため、遠隔地からのヘリでの搬送も受け入れる体制を整えています。
この病院の特徴は、次の通りです。
病院の特徴
- 循環器疾患に対する高度専門医療、24時間救急体制を整えている
- 部分休業といった制度も積極的に取り入れている
- 病院での研修以外にも、県立病院合同での研修も行われている。
- 地域のための公開講座などを随時開催している
看護師にとって嬉しいポイント
- 認定看護師が多く在籍している
- 子育て支援に対する委員会を発足し、ママさん看護師が安心して働ける職場つくりを目指している
近年、「●●センター」という名称で、その分野に特化した病棟や医療設備を整える病院は多いですが、ここは名称からして「心臓血管疾患」に特化した病院です。
日本人の死因の第一は「がん」ですが、第二位は「心疾患」であり、群馬県でもその傾向は同様にあります。
つまり、循環器疾患への対応が迅速に行える医療機関のニーズは高いといえるでしょう。
この病院は、1990年代の終わりごろから、循環器疾患に特化した治療を行っており、現在では、群馬県ドクターヘリや、群馬県の防災ヘリによる搬入も受け入れています。
群馬県立小児医療センター(150床)
所在地:群馬県渋川市北橘町下箱田779
群馬県内唯一のこども専門病院。
入院患児の家族が泊まれるような宿泊施設も用意されており、まさに、患児や家族に寄り添った医療が展開されていると言えそうです。
そんな病院の特徴は下記の通りです。
病院の特徴
- 総合周産期医療センターも併設されている群馬県唯一の子ども専門病院
- 小児の専門的な疾患や小児の救急医療、およびその看護を学ぶことができる
- 研修は病院独自のもの以外にも県立病院合同のものも用意されている
- チーム医療にも力を入れており、各委員会等を通じて、積極的にとりくんでいる
看護師にとって嬉しいポイント
- 専門看護師、認定看護師も、多く活躍している
対象が「子ども」という、専門分野の中でも特殊な部分のある領域ですが、他の県立病院との研修によって、大人への看護を学べる上に、同じ県立というくくりの中で頑張っている同期の姿が励みになるという方も多く、有意義な研修が行われているようです。
群馬県立小児医療センターは、北関東で初めての小児専門病院として、昭和57年開設。
子ども達に対する、高度専門的な総合的小児医療、保健活動を目指す施設として、現在までその思想が継承されている病院です。
小児だけではなく、生まれる前からの母子保健活動、小児保健医療の調査研究研修を行う施設としても、地域に無くてはならない病院となっています。
同じ敷地内に、看護師宿舎があるほか、慢性疾患児家族宿泊施設もあるようです。
需要急増の予感!緩和ケア&リハビリテーション
今後ますます高齢者の人口が増加し、長寿国日本が超高齢化社会を迎えるにあたって需要が急増しているのが緩和ケアやリハビリテーション病院。
社会復帰を目指したり、その人らしい最期を迎えて頂く場として今後益々、その需要は高くなることが予測されます。
そこで今回は、群馬県内でも、緩和ケア、リハビリテーションなどの特徴を持つ病院を集めました。
渋川医療センター(450床)
所在地:群馬県渋川市白井383
平成15年に開院し、平成18年に市町村の合併に伴い新しく市営の病院となり、その後平成28年に群馬病院と合併した新病院として、新規開設したばかりの病院です。
内装もとてもきれいで、設備も充実しています。
また、市内の公共施設に置かれているAEDの講習の場として使用されています。
そんな渋川医療センターの特徴は下記の通りです。
病院の特徴
- 2つの病院を合併し、平成28年4月に新規オープンしたばかりの新しい病院
- がん、呼吸器、重症心身障害児(者)の専門病院として位置付けられている
- がんの専門病院として緩和ケアにも力を入れている
- OJT制度により新人看護師の教育制度を充実させている
- 日経新聞社による「患者にやさしい病院全国ランキング 100」で、全国第5位
看護師にとって嬉しいポイント
- がん看護の認定看護師、専門看護師が多く在籍している他、病院でも珍しい結核専門棟がある
- 固定チームナーシングによる、チームでの継続的な看護ができる
渋川医療センター 看護師の採用情報
渋川医療センターの求人情報を見てみます。
ホームページもリニューアルしたばかりであるため、勤務形態の情報が少なく、今回は、看護師転職サイトの『医療WORKER』から求人情報を見つけることができました。
渋川医療センターは、出来立てほやほやのとてもキレイな病院です。
地上7階地下1階、病床数450床、免震構造により新築されており、災害拠点病院としてヘリポートが整備されています。
また、渋川医療センターの特徴は、群馬県内でもっとも多くの感染症病床を有していることでしょうか。
これは、国としての政策医療ともいえる「重症心身障害児の医療、結核医療」、「エイズおよび肝疾患の専門医療施設」ということと関係しているようです。
病床数の割に、新規の求人数が少ない理由はいくつかあると思いますが、ここは2つの病院が合併してできた病院であるため、それぞれの病院から引き継いだ職員が多いのかもしれません。
さらに、国家公務員と同等レベルの福利厚生が期待できますので、「看護師が辞めない」病院である可能性もありそうです。
※参照:医療WORKER
公立富岡総合病院(341床)
所在地:群馬県富岡市富岡2073-1
緩和ケアに非常に力を入れている病院であり、教育制度も充実している公立富岡総合病院。
病院の特徴は下記の通りです。
病院の特徴
- 地域の中核病院として幅広い診療科を担っている
- 地域のがん拠点病院にも認定されており、がん看護、緩和ケアにも力を入れている
- 緩和ケアでは認定看護師も多く在籍している
看護師にとって嬉しいポイント
- キャリアアップサポートが充実し、資格取得に対して肯定的である
- 新人看護師にはプリセプターだけでなく、プリセプターを支える教育主任もおり、チーム全体で新人看護師を育てている
- ラダーによる教育制度を取り入れている
- 新卒だけでなく、新入職の看護師への研修も用意されている
公立富岡総合病院の求人情報を見てみます。
平成29年度の募集が開始されています。人数については若干名という記載のみで明確な人数は記載がありませんでした。
また、非公開求人のため、詳細情報がほとんど載っていないのが現状です。
過去に働いていた看護師の口コミをまとめると、
公立富岡総合病院 看護師の採用情報
- 給与は21万3300円~21万9200円(手当含まず) 賞与は3.95か月分
- 勤務形態は3交代あるいは2交代で部署によって変わる
- 3交代の場合の勤務時間は日勤8:30~17:15、準夜勤16:30~1:15、深夜勤0:30~9:15 2交代では日勤8:30~17:15、夜勤16:30~8:30
- 看護師寮あり
- 院内保育所あり
といった感じの様です。
この病院の特徴ともいえる緩和ケア病棟ですが、そのスタッフは、専従医師・当該科主治医・薬剤師・看護師16名(緩和ケア認定看護師1名)・緩和ケアチーム・ソーシャルワーカー・臨床心理士・栄養士・理学療法士・作業療法士・言語療法士などで構成されているようです。
イムス太田中央総合病院(350床)
所在地:群馬県太田市東今泉町875-1
群馬県最大と言っても過言ではないほど病床数の多い回復期リハビリテーション病棟を持っている病院です。
病院の特徴は下記の通りです。
病院の特徴
- 全国規模のグループ病院のため、院内は比較的キレイで設備も整っている
- 規模の大きい回復期リハビリテーション病棟が整備されている
- 特殊疾患病棟があり、難病への医療に力を入れている
- 学生への奨学金制度が充実している
看護師にとって嬉しいポイント
- グループ独自の研修から、一般的な研修まで幅広く行っており、教育制度は充実してい
- 患者サポート窓口を設置し、看護師と患者との対話ができる機会がある
イムス大田中央総合病院 看護師の採用情報
イムス大田中央総合病院の求人情報を見てみます。
今回は、転職のサイトのマイナビ看護師から求人情報を見つけることができました。
中途採用者は、経験によって増額があるようです。平成29年度の採用もすでに始まっています。
給与がとっても高額に見えますが、今回ご紹介した群馬県の病院の中で、唯一の民間病院です。普段のお給料の違いは、こういうところで分かりますね。
イムスグループは、全国最大規模の民間の病院グループです。
グループ内での研修により、他の病院のスタッフとの交流がもてますので、「グループ内の違う病院に就職した同期」とも、定期的に会えるかもしれません。
また、ママナースや復職ナースにとって、働きやすい環境作りにも力をいれていますので、働きやすさには定評があるようです。
参照:マイナビ看護師
その他の「緩和ケアチーム」を設置している医療機関
この他にも、緩和ケアを行える病院がありますが、特に新病棟となった下記の2病院を紹介します。
東邦病院
平成25年に新病棟が完成。最新の設備環境が備わっている病院。
※参照:東邦病院
館林厚生病院
平成27年に新病棟が完成。「病院機能評価」の認定病院に指定されています。
※参照:館林厚生病院
おわりに
群馬県内の病院は、「地域に根差した病院」が多いだけではなく、各病院それぞれ、専門分野での医療機能を確立していることが伺えます。
全国的にみても、日本の高齢化率の上昇は留まることがありませんが、群馬県も同じ。
現在の高齢化率は25.7%と、全国平均よりも少し高いくらいですが、今後はますますこの傾向が強くなり、特に山間部の高齢化率は、すでに30%を超えている地域もあるようです。
このような状況の群馬県ですので、今後は、救急医療や先進医療だけではなく、がんや心疾患への対応、慢性期後のリハビリテーション、緩和医療などの需要が高くなることが予測されます。
当サイトでオススメの転職サイトを紹介していますが、なかでもマイナビ看護師は群馬県の求人情報に強く、情報量も豊富です。
群馬県内での就職・転職を検討している方の、参考になれば幸いです。