就職が決まると、大抵の会社では入社時に雇用契約を結びます。雇用する側とされる側のトラブルを防ぐためです。看護師も同じように病院や会社と雇用契約を結ぶことになります。
雇用契約書は面接時確認した内容と間違いが無いかよく読んで確認しましょう。
雇用形態をめぐるトラブル
雇用形態のトラブルとしては、正社員の採用と思っていたら契約社員の採用だった、契約社員だと思ったら実はアルバイトだったというものが多く、その逆のトラブルもあるようです。
また正社員採用だったのに試用期間は契約社員やアルバイトの扱いとされていたというトラブルもありました。試用期間がある場合には、その期間の雇用形態についても確認をしておきましょう。
トラブルを防ぐためのチェック項目
上で述べた
- 雇用形態
- 試用期間
その他にもトラブルを避けるため、
- 給与や賞与
- 交通費
- その支払日や支払い方法
- 労働時間
- 勤務地
- 仕事の内容
- 休日や有給休暇の取得
- 残業や残業手当
- 時間外手当 など
よく確認しましょう。
雇用される側が注意しなければならないこと
労働基準法には「雇用に際しては、新社員に対して必ず、給与、労働時間、勤務地、仕事の内容を明示しなければならない」と明記されています。
しかし雇用契約の際、書面に明示する義務があるのは給与に関してのみで、その他の条件については口頭説明でも問題ないということです。
会社によっては、この口頭の説明すら、きちんとしていない場合もあります。
プロの目から判断してもらう
採用が決定してすぐ、自分から言うのも気が引けるかもしれませんが、雇用契約の内容をきちんと明確にしておかないと、せっかく転職したのに後悔することになるかもしれません。
そのまま雇用契約書にサインをせずに、必ず雇用条件について自分から確認しましょう。
転職サイトなどに登録すると、キャリアアドバイザーに相談することが出来ます。
求人の紹介だけと思われがちですが、このような雇用契約に関しても間に入ってチェックしてもらうことも出来ます。自分だけでは判断が難しい、このような場合にはプロの目から見てもらうことが出来ますので1人で判断するより安心です。