「どこまで自分を出していけばいいの?」
「変なことをやって、ひんしゅくを買わないようにしなければ」
「すぐに結果を残さないと!」など、入職初日はいろいろと考えてしまって緊張しますよね…
今回は、転職先が決まり、新しい職場の人間関係のことで頭の中がいっぱいのナースへ、「入職初日から新しい職場の人間関係を良好にする方法」を5つご紹介します。
それでは、それぞれの方法を具体的に見ていきましょう!
自己紹介と挨拶はしっかりと行う
初対面の相手の印象は10秒で決まるといわれています。
心理学では『初頭効果』と呼ばれ、決まってしまった印象を払しょくするには、その何十倍もの時間がかかると言われています。つまり、中途入職初日の印象は、非常に重要なのです。
中途入職初日、多くの場合は配属先のスタッフの前で挨拶をすることになります。
人前で話すのが恥ずかしいという場合は、自己紹介内容は一般的なものでOK。
もちろん、自分の名前や出身地を有名な人物と関連付けてみたり、何か一つ小ネタを利かしてウケを狙えれば、好印象を狙えるかもしれません。
ただし、第一印象として皆が最も注目しているのは、アナタの表情や動作、声の抑揚である言語以外の部分。
そのため、身だしなみを整え、明るく笑顔で、丁寧な言葉でハキハキと、短く一言挨拶するだけで第一印象はかなり良くなります。
また、「おはようございます」といった、日々の挨拶も自分から積極的に行うといいでしょう。明るく挨拶をしてくれたナースに悪い印象を抱く人はいませんからね。
自分から先輩ナースの懐に飛び込んでいく
新人の頃は、入職初日に先輩看護師たちが集まってくれて「わからなければ何でも聞いてね」なんて話しかけてくれたかもしれません。しかし、中途入職者に対しては、そんなことは滅多にありません。
中途の入職初日は、自分にとってはドキドキの初日でも、周りにとっては日常の一コマです。
また、アナタの経験年数が高ければ高いほど、相手は『失礼の無いように』と考えてしまい、気軽に話しかけられない…と考えている場合もあります。
中途入職初日は、誰も相手にしてくれないのが当たり前と割り切って、自分から先輩ナースの懐に飛び込んでいくことを考えましょう。
誰も自分に話しかけてくれないことを気にして、「ここに入ったことは間違いだった!」なんて思ってしまうのは早計ですよ!
スタッフの顔と名前は早めに覚える
名前を覚えることは、コミュニケーションの第一歩。「あの人誰だっけ?」と考えていたら、仕事もなかなか進みませんからね。
病院はスタッフをはじめとする関係者や、患者さんなどたくさんの人と接します。その中でも、まずは身近なナースの名前と顔を一致させることが先決です。
看護の仕事は『分からないことは聞く!』が常識ですので、可能であればメモを取って、その場で覚えてしまうのが一番です。
ただ、そうもいかない場合、会話の中で何度も相手の名前を入れたり、相手の名前と何らかの特徴をリンクさせて覚えてしまうのも効果的です。
初日にすべての先輩ナースの顔と名前を一致させるくらいの気持ちで臨みましょう。
『できますアピール』は控える
初日から、「私はこんなこともできます」、あるいは「すごい病院にいました!」なんていう、”私はこんなにできるんですアピール”は周りに敵を作ります。
仕事ができるナース、仕事ができないナースの違いは「他人に評価される」か「自分で評価する」かだとも言われています。
実際にアナタができる看護師かどうかは、自分から発しなくても、仕事ぶりを見て先輩ナースが勝手に評価してくれます。
ですから、初日から自分を必要以上にアピールするのは、極力控えましょう。
自分から積極的に先輩ナースに教えを乞う
『できますアピール』とは対照的に、好感度が上がるアピール方法があります。
それは、先輩看護師のやり方を習う姿勢です。何故そのやり方なのか、どこに注意すべきなのか、多くのナースに教えを乞うという姿勢が、結果として良い印象を持たれます。
まずは、先輩看護師が『教えてあげたくなる』後輩に、アナタ自身がなれるかどうか。特に初日の対応によっては、翌日からの勤務に大きく影響してくると考えておきましょう。
特に、これまで人間関係で悩んだことがある人は、『教えを乞う』ということが、あまり上手では無かったのではないでしょうか。
先輩看護師だって人間ですから、態度が悪ければ親切に教える気にはなれない、ということもあるはずです。
教えてもらうときのポイントは3つ。
- 明るくハキハキした返事をする
- 教えられたことはメモを取る
- 分からないことは素直に「分からない」という
になります。当たり前にやるだけで効果がありますよ。
まとめ
転職初日、新しい職場の人間関係を良好にする方法をお伝えしました。
とはいえ、職場の人間関係ばかりを気にして、本来求められている安全で的確な看護技術を発揮できないのも困りものですよね。
その病院のやり方、その科の看護技術、患者さん…覚えること、やらなければならないことは山のようにあります。
だからこそ、先人の知恵=すでにそこで働いている先輩看護師のやり方を教えてもらうことが大事になってきます。
これまで人間関係がうまくいかなかったと感じているナースは、ぜひ上記アドバイスを少し意識してみてくださいね。
バラ色の職場かどうかはあなたの心がけと行動で決まるかもしれませんよ!
ちなみに、レバウェル看護を利用して転職した方で、入職後の悩みや不安がある場合、入職後でも担当のアドバイザーに相談できるようですよ。