看護師の職場といっても、その範囲は医院や病院、施設、企業まで幅広くあり、職場ごとに環境や雰囲気は異なります。
その中でも多くの看護師が従事する「規模の大きい職場=病院」と「規模の小さい職場=医院」では、どのような違いがあるのかについてお話したいと思います。
勤務体制の違い
夜勤や休日の違い
まず勤務体制における病院と医院の違いですが、規模の小さい医院は、ほとんど夜勤がありません。日勤だけの勤務体制で、中には半日業務のところもあります。
また休日も土日休みもしくは、完全週休制に固定されているところがほとんどです。
また祝日も休みのところが多いです。そのため、既婚者や子育て中の看護師や年配の看護師も多く、また正職員の看護師だけでなくパート職員の看護師も多いのが特徴です。
一方規模の大きな病院では、ほぼ夜勤があり、勤務形態は三交代(日勤・準夜勤・深夜勤)もしくは二交代(日勤・夜勤)の変則勤務です。
休みも変則的であり4週8休や4週6休が多いです。
中には4週8休の中に祝日も含まれているところもあり、祝日の振替え休日のない職場も多々あります。
そういった変則勤務であるためか、体力のある若い看護師が比較的多いです。
外来以外はパート職員が少なく、正職員の看護師がほとんどです。
職場の雰囲気の違い
職場の雰囲気については、大きな病院の病棟は看護師の間で派閥があったり、嫌がらせがあったりと女性特有のイザコザがあると、よく聞く一方、医院のほうはスタッフの人数が少ないため、比較的和気あいあいとしているとよく聞きます。
小さな規模の医院の方が、一般職の友人たちと時間も合いやすく、プライベートと仕事が分けやすい一方で、大きな規模の病院の方は、変則勤務のため休日も職場の人と過ごすことが多いためにプライベートまで職場に持ち込みやすい傾向であることもいざこざの起きやすい要因なのかもしれません。
とはいえ女性の職場ですので、女性同士のいざこざは多かれ少なかれ大なり小なりどこにでもあることでしょう。
どちらの環境で働くか?
大きな病院と小さな病院、どちらで働くのが良いのか?これは正直言ってその人によるとしか言えません。
小さな病院でゆったりと働きたいと言う人もいれば、大きな病院でバリバリ働きたいという人もいるかと思います。大事なのは自分に会った環境で働くと言うこと。
まずは自分はどのような職場でどんな働き方がしたいのかを考え、しっかりと条件に合う職場を探してみてください。