クリニックとは何か、どんな仕事か
クリニックとは、内科・小児科・胃腸科・整形外科・耳鼻科など様々な専門科目を中心に診察や治療を行う所で、ベット数が無床を含め、19床以下の医療機関のことを指します。
主な仕事内容は、
- 問診
- バイタルサイン測定
- 注射・点滴・採血業務
- 医師の診察介助
- 治療器具の洗浄・消毒
- 患者指導 などが挙げられます。
また、職場によっては、受付・事務を兼任する所もあります。
クリニックに転職するメリット
夜勤がなく、残業もほとんどないため仕事を長く続けやすい
クリニックの多くは、日勤のみの仕事で残業もほとんどないので、家事・育児などプライベートとの両立を図りたい人にとっては非常に働きやすい職場であるといえます。
また、基本的に夜勤がないため、これまで夜勤業務で不規則な生活を余儀なくしていた方にとっては、身体的負担が軽減されます。
生命にかかわる症例がほとんどないため、精神的な負担が少ない
クリニックは、ほとんどの場合予約制であり、急変や救急対応をすることも非常に稀であるため、精神的な負担は軽くなります。
専門分野に関しての知識や技術を深めることができる
クリニックは、専門分野に関しての診療・治療を行っているため、狭い範囲で深い学びをしたい人に適しているといえます。
クリニックに転職するデメリット
夜勤や時間外勤務がほとんどないため、給料が安い
クリニックは、体力的に楽な部分や夜勤、時間外勤務がないところが魅力ですが、その反面、給料は必然的に少なくなります。
看護師の人数が少ないため、人間関係が一度こじれると修復しにくい
クリニックは職場の人数が少ないこともあり、チームの連携が非常に重要です。
そのため、一度人間関係がこじれてしまい、修復がうまくいかなくなると仕事がしづらくなり、働くことが苦痛になる可能性も高いといえます。
また、勤務希望を出す場合、他のスタッフに気を遣い、なかなか休みを取りづらかったり、他のスタッフが急な用事で休んだ場合に、自分が対応することに対してなどの不満の声も聞かれることがあります。
病院と比較した際、医療・看護のレベルやモラルの低いところもある
病院の場合、医療安全対策や感染予防のための取組みを熱心に行っているところが多いですが、クリニックは万全の体制では無い所も少なくありません。
そのため、病院勤務をしていた看護師が転職をした場合、体制が十分に整っていないことに戸惑いや不満を感じることもあるようです。
クリニックの勤務に向いている人
基本的に夜勤や残業がない職場で働きたい人
仕事だけではなく、プライベートも充実させたい人
急変や救急対応によるストレスを減らしたい人
クリニックに転職する方法
クリニックには様々な診療科目があり、多種多様な特色があるため、仕事内容や働く環境にも大きな違いがあります。
また、全国的にもクリニックの数は非常に多いのですが、求人募集をした際にはすぐに応募がくるため、タイミングも非常に重要であるといえます。
中には好条件のクリニックもありますが、そのような所の場合は、非公開の求人であることがほとんどです。
そのため、職場の実態がどのようになっているかということも含め、「ナース専門の転職サイト」に登録し、確認することが望ましいといえます。
また、今すぐに転職を考えていない人でも、今から無料登録をしておけば、様々な案件の中からじっくりと選びつつ、転職の準備をすることができます。