日本助産師会によると、助産師は「妊娠期・分娩期・産褥期・乳幼児期における、母子および家族のケアの専門家」とされています。今回は、そんな助産師の仕事について詳しく紹介します。
2023年9月現在、助産師の求人数は?
2023年9月5日現在、求人情報サービスごとの助産師の求人数は下表の通りです。
求人情報サービス | 検索条件 | 求人数 |
看護roo | 地域:東京都、職種:助産師(募集中のみ) | 38件 |
公共職業安定所 (ハローワーク) | 地域:東京都、職種:助産師 | 39件 |
ナース専科 転職 (旧ナース人材バンク) | 地域:東京都、職種:助産師 | 62件 |
マイナビ看護師 | 地域:東京都、求人条件:助産師(非公開求人除く) | 71件 |
レバウェル看護 | 地域:東京都、職種:助産師 | 119件 |
なお、看護師転職サイトの公開求人件数について、そのほかのエリア・こだわり条件・施設形態・雇用形態などでも比較してみたい方は、こちらのページをご覧ください。
助産師とは何か、どんな仕事か
助産師の主な仕事内容は、下記の通りです。
- 分娩の介助
- 妊産褥婦のケア
- 新生児・乳児のケア
- 授乳や育児の相談
- 妊娠・出産に関する相談
- 女性のライフプランに関する相談
- 更年期の健康相談
- 教育活動 など
助産師の仕事は妊娠・出産の時期だけでなく、生涯において女性の心と身体のケアを担うものであると言えます。
助産師になるには、助産師国家試験に合格して、助産師免許を取得する必要があります。
助産師として転職するメリット
自分の経験を活用したり、役立てたりすることができる
助産師自身が出産の経験がある場合、妊婦や産婦あるいは褥婦の不安や心配に共感し、理解をしながら看護を行うことが出来ます。
また、出産が未経験の助産師の場合は、自分自身がいずれ、妊娠・出産を経験する時のための事前学習にもなります。
新しい生命の誕生に対し、かけがえのない喜びが得られる
看護師として働いている場合は、患者の死の場面に立ち会うことも少なくありませんが、助産師は基本的に新しい生命の誕生に立ち会うことが仕事ですので、喜び溢れる非常に意義深い仕事であるといえるでしょう。
助産師として転職するデメリット
疾患に関する知識が身につきにくい
助産師として働く場合、看護をする相手は基本的に健康な人であるため、助産師としての知識・技術は深まりますが、疾患に関する知識は身につきにくいといえます。
流産や死産などの場面に立ち会うことの精神的ストレスが大きい
基本的に助産師は、出産の手助けを行うのが仕事ですが、必ずしも全ての出産が無事であるとは限りません。
なかには、流産や死産などの場面に立ち会うことも少なくはないため、精神的ストレスやショックが大きい場合もあります。
助産師に向いている人
赤ちゃんや妊婦に関する看護に携わりたい人
女性としての経験を深めていきたい人
生命誕生の瞬間に立ち会いたい人
助産師の資格を生かして転職する方法
助産師の資格を生かして転職をする場合、専門のクリニックや総合病院など、場所によって勤務体系や業務範囲、出産件数なども大きく異なります。
例えば、総合病院の産婦人科に勤務する場合、出産の件数が少なければ婦人科の業務が主になる場合もあるため、助産師本来の仕事を強く希望する場合は、就職先も慎重に決める必要があります。
ナース専門の転職サイトを利用するなどして、自分に合った職場を探すことも検討してみましょう。今すぐに転職を考えていない人でも、今から無料登録をしておけば、様々な案件の中からじっくりと選びつつ、転職の準備をすることもできます。