検疫官とは何か、どんな仕事か
検疫官とは空港内において、人や動物、あるいは植物の検疫を行う人のことであり、海外で起こっている感染症が、人あるいは乗物などを介して日本に持ち込まれることを阻止する役割を果たしています。
検疫の対象は、植物あるいは動物がありますが、看護師の資格をもっている場合は人間のみの検疫が許可されています。
また、検疫官になるためには看護師の資格があれば誰でも応募は可能ですが、厚生労働省が行う採用試験があります。(書類選考と面接)
主な仕事内容としては、
- 検疫業務(機内にて記載された質問票の回収、感染症患者の有無の確認、機内検疫や臨船検疫など)
- 予防接種業務(渡航者に対しての予防接種)
- 健康相談業務(渡航者からの問合せなどの対応)
- 医師の診察補助
- バイタルサイン測定
- 採血業務 などが挙げられます。
検疫官として転職するメリット
仕事に誇りとやりがいをもてる
検疫官の仕事は、感染症や伝染病などが日本国内に持ち込めまれないよう厳重な管理が必要です。
万が一感染者を発見した場合はただちに隔離を行い、適切な処置を行う必要があるため非常に責任は重大ですが、リスクを背負いながらも感染症や伝染病などから日本を守る使命があるため、仕事に誇りとやりがいを持つことができます。
検疫官として転職するデメリット
自らが感染症に関するリスクと常に隣り合わせである
検疫所で勤務する場合は、様々な感染症を持っている可能性のある人々と接する機会が多くあり、日本では症例がほとんどない感染症や、世界的にも未知数の高い感染症が入ってくるリスクもあるため、その危険性と常に隣り合わせの状態にあります。
また、感染症をはじめ、様々な病気に関する知識や情報も必要となります。
転勤の可能性がある
検疫官の場合、状況によって転勤の可能性があるため、自分のライフスタイルの面も考慮して転職を考える必要があります。
検疫官に向いている人
空港で働くことに興味・関心がある人
使命感をもっている人
転勤することが可能な人
検疫官として転職する方法
検疫官の転職情報は、厚生労働省のHPで確認できます。
検疫官の看護求人は非常に求人数が少なく、募集も稀にしかありません。日本には、各地方に数多くの空港がありますが 全ての空港に検疫官がいるわけではないからです。
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