医療クラーク(医療秘書)とは何か、どんな仕事か
医療クラークとは、大学病院などにおいて医師や看護部長が仕事に専念できるように、業務の補助を行う人のことを指します。
医療クラークの種類としては、院長秘書、医局秘書、看護部長秘書など様々な役職があります。
医療クラークになるための資格は特に必要ありませんが、医師事務作業補助技能認定試験があり、 6ヶ月の研修期間が必要となります。
また、医療事務に関する知識は必須となります。
主な仕事内容としては、
- 出張や学会などのスケジュール管理
- 書類整理(ファイリング、郵便物の整理など)
- 資料作成補助(会議資料、議事録、診断書、紹介状、退院証明書など)
- 来客への対応
- 電話応対 などがあり、場合によっては海外文献の翻訳、学会への同行などの業務がある職場もあります。
医療クラークとして転職するメリット
医師や看護部長から頼りにされる
医療クラークの仕事は、医者や看護部長が本来の仕事に専念できるようにするための補助的業務を中心に行うことが多いため、頼りにされやすい職業です。
基本的に仕事の進め方を干渉されることがない
医療クラークは人数が少ないため、比較的自分のペースで仕事がしやすく他者に干渉される方が少ないといえます。
また自分なりに自由に創意工夫をしながら仕事することも可能です。
医療クラークとして転職するデメリット
医者や看護部長との相性が合わない場合、精神的苦痛がある
医療クラークは、医者や看護部長の補助業務を行うため、人間関係が濃密になりやすいのが特徴であり、信頼関係の構築が非常に大切になります。
そのため、一度人間関係がこじれてしまうと、とても仕事がしづらくなる可能性があります。
パソコンでの事務作業が多い
医療クラークの仕事はパソコンを用いての事務作業が多いため、最低限WordやExcelが使えなければなりません。
そのため、事務作業やパソコンが苦手な人には不向きであるといえるでしょう。
医療クラークに向いている人
事務的作業に苦痛や抵抗が少ない人
他者に干渉されずに仕事をしたい人
医療クラークとして転職する方法
医療クラークが就職する場所のほとんどが、大学病院 もしくは大病院にであるため、非常に求人は少ないといえます。
そのため、1つの転職サイトに登録をしても希望の場所で働くことが難しいため、複数の「ナース専門の転職サイト」に登録をするのが最も効率的です。
また、職場によっては 医療クラークは、病棟クラークや医療事務とそれほど仕事内容が変わらない場合があります。
病棟クラークの主な仕事内容は、患者の入・退院に関する手続き、病院食の手配や患者の検査室への案内、伝票管理、面会者の応対など多岐に渡っているため、希望する職場の仕事内容などがどのようになっているかということも含め、「ナース専門の転職サイト」に登録し、確認することが望ましいといえます。
また、今すぐに転職を考えていない人でも、今から無料登録をしておけば、様々な案件の中からじっくりと選びつつ、転職の準備をすることができます。