看護師は人手が足りていなく、求人も多いと言われる職業ではありますが、看護師の転職市場の動向は、実際どのようになっているのでしょうか?
看護師の転職市場の現状は?
少子高齢化が進んでおり、2011年時点では、総人口に対する約23%が65歳以上の高齢者となっています。40~50年後には、高齢者が人口の40%以上に膨れ上がるという懸念もあり、ますます医療に対するニーズが高くなることは、間違いありません。
現場の方は、特に肌で感じられていると思いますが、日々需要が増しており、医療業界全体として慢性的な人出不足に陥っています。この様な背景から、看護師市場は、完全な売り手市場といえるでしょう。
看護師を含む医療業界全体は、景気などの影響を受けにくいので、引き続き全国的に、有資格者に対する安定した求人が続くと言えます。
また、少子化において若年層が減少すれば、看護師になる人が必然的に減っていきます。ということもあり、今以上に看護師が価値の高い仕事になるでしょう。
「医療観光」「医療ツーリズム」の成長
「医療観光」「医療ツーリズム」も大きな成長市場と言われています。
これは、医療を目的とした旅行のことで、自国で受けられない医療や安価な医療、高度な技術などを求めた人たちが訪れます。日本は、国際的にも高い評価を受けているトップレベルの医療を売りに、外国人に対する展開を進めています。
そんな中「医療通訳」と呼ばれる、医療的知識をもった通訳の育成や、大手旅行会社も医療観光部署を設立するなど、盛り上がりをみせています。
語学スキルのある看護師や観光ツアー関連のお仕事など、活躍の場はますます広がるかもしれません。
転職活動でスマートフォンを活用
最近の転職活動の傾向としては、スマートフォンを活用する人が増えてきています。
看護師の人材会社や求人サイトがたくさんありますが、大半の企業サイトがスマートフォンでも見やすい様に、最適化されたサイトを持っています。スマートフォンは、PCよりも手軽で、移動中や休憩中、就寝前などの空き時間に情報収集をしている人が多いようです。
人気の求人、新しい求人は情報収集がポイント
看護師の転職市場をみていくと年々少しずつではありますが、病院やクリニックだけでなく、一般企業などにも看護師の活躍の場は広がっています。
そして人気の求人、新しい求人は件数が少ないので、しっかりと情報収集をしておくことが、希望する職場への転職を成功させるポイントです。
自分で情報収集するのもよいのですが、転職サイトに登録し希望の求人を紹介してもらうの方法が最も効率的な転職活動だと言えます。積極的に利用しましょう。
看護師の転職市場の動向を掴み、後悔しない転職をしましょう。