求人に応募するときに、履歴書のほかに必要となる書類が「職務経歴書」ですが、どのような書類を用意するべきなのか、よくわからない人も多いと思います。
今回は、職務経歴書とは一体どんな書類なのか、書く時の注意点など、看護師の職務経歴書についてご紹介します。
書式や枚数等、一般的な事柄について
現在はパソコンで作成(A4用紙横書き)した物が一般的です。修正が容易かつ、読む手の方も読みやすいので好まれます。書式は自由ですが、見る人の事を考え、簡潔で見やすい書式を心がけましょう。
枚数に関しては1~2枚程度が一般的です。経験が豊富でアピールできるポイントが多い場合にはこの限りではありませんが、あまりボリュームが多くても目を通すのが大変になってします。簡潔にまとめる事を意識しましょう。
看護師の職務経歴 記載内容について
職務経歴について
勤務先・所属部署・診療科・疾患・役割、委員会や研修への参加等、これまでどのような経験をしてきたのか具体的に記載してください。また、経験を通して学んだ事、習得した事を書いてください。
職業能力について
- リーダー・マネジメントの経験がある場合には、組織の規模と自分の役割を書いてください。教育指導などの経験も大事な情報となりますので忘れずに記入してください。
- スキルアップ・レベルアップのため独自に勉強したことや取得した資格があれば積極的にアピールしましょう。
- PCの利用経験がある場合、どのアプリケーションをどのように使用していたか、具体的に書きましょう。
- コミュニケーション能力、他人との協調性はアピールしておきたいポイントですので簡潔かつ具体的に記入してください。
- いままでの経験を通して、自分で努力をして改善された点があれば具体的に書きましょう。
全体を通して注意するべき点
- 「私」「僕」等一人称は不要です。
- 「~をしました」という様な表現は避け、できるだけ箇条書きで。
- 修正ペンを使うと印象が悪いです。手書きで書き損じた場合は迷わずやり直しを。
- 院内・社内用語、一般的でない略語は使用しない様に。
- 見た目は意外に大事ですので、行頭や行末をそろえる等工夫をしましょう。
- 退職理由は「一身上の都合」としておいた方が無難です。
作成できたら最終チェックを
書き漏らした点はないか、誤字・脱字がないか、最終チェックを忘れずに。できることなら他の人にチェックをしてもらう事が望ましいです。自分でチェックする場合は、少し時間を置いてからチェックする事をおすすめします。
職務経歴書は、自分をアピールする絶好の機会でもあります。しかし、あまり大袈裟な表現は避けた方が無難です。客観性を忘れずに、自分がどのようなことを経験してきたかを書いてください。
そして「是非、この人に会ってみよう」と思わせるような職務経歴書を作るようがんばってください。