今回は面接について重要なポイントをご紹介したいと思います。履歴書や職務経歴書を作成する際に、今までの経歴・志望動機・自己PRについての文章を考えたことと思います。面接では、それを文章では無く、実際に自分の口から表現し伝える事になります。面接で重要な点は、いかに自分が有用な人材であるかを面接官に伝えることです。しっかり事前の準備をして万全の体制でのぞみましょう。
簡潔で説得力をもった返答が好印象を与える
面接では、自己紹介、長所・短所等の自分の性格について、この病院を志望した動機、何の科目を経験してきたか、転職・退職の理由等が話題となります。質問された内容に、まず結論を簡潔に述べ、次にその理由を説明するようにすると内容が相手に伝わりやすくなります。
すぐに答えが浮かばない場合は、焦って無理に間を埋めようとしないで、しばらく考えてしっかりと返答をした方が良い印象を与えられると思います。自分の事を客観的に省みる事ができ、自信の考えを人に伝える能力がある事をアピールする事が重要です。
同じ内容でも話し方で印象は変わります
話す内容もさることながら話し方も重要なポイントです。
- 質問に対して要点をしっかり捉えて端的に答える
- 大きな声ではっきり返答する
元気でハツラツとした印象は、コミュニケーション能力をアピールするポイントでもあります。
下調べは入念に
履歴書にも書いた志望動機を元にして、その病院で働きたいという熱意・自分の持つ能力を、相手に理解してもらう事が大切です。自分の事を理解して貰うためには、相手の事を十分に知っている必要があります。
目指している方向・転職後に実現したい事柄がその病院の特徴と合っているのか。病院の持つ特徴を理解し、それに自分の志望動機を絡めて説明できれば良いと思います。とっさの質問にも答えられるよう、下調べは入念に行う事が大切です。
退職理由について
転職の際、面接でよく聞かれる質問に前職の退職理由があります。面接であまりネガティブな印象はあたえたくないもの。実際にどんな理由があっても、面接の場で不平不満を言ってしまっては前向きな印象にはなりません。だからといって曖昧な返答もNGです。退職理由についても、はっきりとした返答ができる様に事前の準備をすることが大切です。
例えば、人間関係が原因・給与面での不満が原因の場合
人間関係が原因の場合、「この人は同じことをこの病院で起こしてしまうかもしれない」と思われてしまってはNGです。給与面での不満が原因の場合も同様です。給料が低い・待遇面が悪い等、ネガティブな返答はネガティブな印象を残してしまうものです。あまり他者を悪く言う返答は避けた方が良いでしょう。嘘は言うのは良くありませんが、少々視点を変えて前向きな返答を導きだす事が大切です。
- もっとチャレンジをしたかった
- やりたいことが見つかった
- 自分の能力をもっと発揮したかった 等
消極的な退職の理由というより、前向きに転職をしたかったという印象を残すことがポイントです。
- やりたいことが見つかったので、そのために転職を考えた
- 将来を考えステップアップしたかった、新たなステージにチャレンジしたかった
といった、具体的で前向きな理由や新しい事をはじめる前向きな姿勢をアピールする事が好印象の鍵となります。
以上の点を踏まえ、しっかり準備をして面接にのぞみましょう。
看護師向けの転職サイトも検討してみよう!
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自分なりに調べてみることも必要ですし、看護roo!やマイナビ看護師などの転職サイトのキャリアアドバイザーに相談すれば、気になる病院の内情も詳しく、情報提供してくれるはずです。