看護教員として働くには、大学・短大、専門学校、高校看護科など様々な場所があります。※「看護教員というお仕事、実はあまり知られていなかった!」参照
今回は、教育機関ごとの看護教員の違いとして、それぞれの仕事で特有のことを並べてみました。
大学・短大の看護教員特有のこと
大学の看護教員特有のこと…それはズバリ!研究でしょう!
大学は「看護学」を学ぶための教育機関です。学生によっては、学位を取得しても看護師として働かない学生もたくさんいます。著名人の中にも看護学の学位をもちながら、アナウンサーや作家など看護とは離れた職場で活躍している方もいます。
※「看護師資格を持つ有名人6人に学ぶ、これからの看護師の働き方」参照
将来の看護学発展のため、学生はもちろん、看護教員も研究をするところが大学なのです。
ですから、学生の研究・論文指導とともに、自分自身も研究し続けることが必要になってきます。大学教員が日頃在籍する場所も研究室になります。
専門学校の看護教員特有のこと
専門学校特有のこと…それは専門家を育成するための学校であることでしょう!
専門学校とは専門的な資格(看護師国家資格)を有する職業人を育成するための教育機関です。学生は、専門学校卒業後すぐに、臨床で看護実践ができるように育てなければなりません。看護教員はプロの看護師を育てるためのプロの看護師でなければなりませんし、専門学校が100%国家試験合格!100%就職!にこだわるのはこのためです。
看護教員は専任教員講習会を受講し、系統立てた看護実践を学生に教育していけることが必須になります。
また看護学校に付属病院を持っていることが多く、病院看護師と学校教員が人事異動で行き来することもあり、看護教員は臨床実践から長い年月離れないようにもします。
高校の看護科の看護教員特有のこと
高校看護科特有のこと…それは生徒指導でしょう!
大学・短大同様、看護学を学ぶための教育機関であることは変わりありません。
しかし、相手はこの前まで中学生だった学生たちです。親に掃除・洗濯・食事をすべてしてもらっている、まだまだ、しつけ途中の思春期真っ盛りです。
学問を学びにきているというよりは「普通高校に進学して大学受験するより看護師に早くなれるから」とか、「親が看護学校に行きなさいと言ったから」という理由で高校看護科に進学してきている学生も少なくありません。
ですので、学生自身が看護学を自立的に学ぶというよりは、学ぶ姿勢を身につけさせるように教育していくことが大切になります。
また、あわせて一般的な高校の授業も学びながら高校生生活を送りますので、保護者と一緒に生活指導をしていくことになります。
おわりに
おおまかな大学・短大、専門学校、高校の看護科による看護教員の違いはご理解いただけたでしょうか?
※もっと詳しい仕事の内容や違いをお知りになりたい方は「看護教員というお仕事、実はあまり知られていなかった!」をご覧ください。
ぜひ自分に一番合った看護教員生活に飛び込んでみてください!
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