看護師の世界はまだまだ女性が多く、男性看護師の割合は一般病棟では5%程度であるといわれています。
病院勤務をしている男性看護師は環境や待遇で悩みを抱えているところもあるようです。それでは、男性教員の場合はどうでしょうか。
病棟勤務の男性看護師と男性教員、それぞれの職場における立場を聞いてみました。
病棟勤務の男性看護師の職場における立場
たとえば休憩室。
仕事中も気を遣っているのに、休憩室でも女性が圧倒的に多い中では何かと休まるところがない、というのが本音のようです。
体臭については、仕事中に汗をかいた時にも気を遣ってしまうようです。
もともと女性と違ってキツイのではないか、消臭目的の香水も逆効果なのではないか、などなど意外と気にしているようです。
配属については、認知症や麻痺がある、寝たきりなど体動困難な患者が多い、肉体的にハードな(患者を動かす動作が必要となる)病棟へ配置される傾向にあると感じているようです。
男性教員の職場における立場
看護教員として男性であるために生じる問題は実際はあまり感じていないようです。
むしろ男性であることを学内では重宝がられ貴重な存在として認められています。
男性教員の主な役割は男子学生への対応です。
最近、嬉しいことに看護の道に進む男子学生はどんどん増加傾向にあります。
その男子学生たちは看護学生生活を送るなかで、マイノリティとして学内演習や実習など性別の壁に困難感を示すことも少なくありません。
たとえば、若い男子でありながら、女性生殖器に関する授業や母性学、婦人科実習などです。男子学生自身は看護学として学びたくとも、周りの若い女子学生や患者から受け入れられないこともあります。
その時、適切なアドバイスができるのは同性である男性教員ならではでしょう。
また、精神科実習引率などでは、閉鎖病棟実習中に患者が暴力行為を行いそうになったり、隔離病棟へ移送される場面に直面することもあります。
男性教員が引率することは、その存在自体だけで学生が不要な恐怖心を抱かないことにつながっていたりもします。
おわりに
看護教員を目指す方が増えることが、これからの教育にも重要になります。
現在悩みを抱えながら男性看護師で働いているみなさん!
これまで男子学生として自分自身が体験した様々な思い、看護師として職場で乗り越えてきたプロセスが、男性看護教員となると今度は糧となります。
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